特集『僕の生みの親はどこに?~10年後の赤ちゃんポスト~』が、本日6月8日にNHK総合の『クローズアップ現代+』で放送される。
様々な事情から育てることができない新生児を匿名で受け入れる、通称「赤ちゃんポスト」。同じ役割を担う「こうのとりのゆりかご」が熊本の病院に設置されてから10年が経過し、昨年度までに130人が預けられたという。うち20人以上の親は不明となっている。特集では、自らの出自を知ることができない子供たちが胸中を語る。
同特集には映画監督の是枝裕和が出演。是枝は巣鴨子供置き去り事件を題材にした『誰も知らない』や、子供の取り違えが出生時に起こっていたことを数年後に知る父の胸中を描いた『そして父になる』など、親子の関係を積極的に自作の題材に取り上げている。