チャック・ベリーのアルバム『チャック~ロックンロールよ、永遠に。』の日本盤が6月9日にリリースされる。
3月18日に90歳で逝去したチャック・ベリー。1926年にアメリカ・セントルイスで生まれ、1955年にデビューしたベリーは、“Roll Over Beethoven”“Johnny B. Goode”“Rock and Roll Music”など、のちにロックのスタンダードとなる楽曲を発表。ギターリフを駆使した奏法はのちのミュージシャンに大きな影響を与え、ロックンロールの創始者の1人とも称される。
スタジオアルバムとしては1979年の『Rock It』以来、約38年ぶりの新作となる『チャック~ロックンロールよ、永遠に。』は、2014年から本格的な制作をスタート。ツアーの合間を縫って制作され、収録曲10曲のうちの8曲はベリー自身が作詞作曲を手掛けた。2015年には健康上の理由から制作の休止を余儀なくされたが、友人や家族からの協力を得て完成した。原題は『Chuck』。
バンドメンバーにはチャック・ベリーの息子チャールズ・ベリーJr.らが名を連ねているほか、ゲストミュージシャンとしてゲイリー・クラーク・ジュニア、トム・モレロ(Rage Against The Machine、Audioslave)、ナサニエル・ラトリフ、チャック・ベリーの孫にあたるチャールズ・ベリー3世が参加している。
日本盤のブックレットには生前のベリーと親交があった内田裕也のメッセージを掲載。「チャック・ベリーのすごさは日本ではよく理解されていない!BEATLESの初来日 おじぎをして一曲目 ジョン・レノンは何と“ロックン・ロール・ミュージック”を歌い始めた!俺はとてもうれしかった!一生忘れない!」と綴っている。またCDの帯の題字も内田が担当している。