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現代建築の巨匠の秘密を描いた『コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』公開決定

2017年06月06日 12:03  リアルサウンド

リアルサウンド

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 近代建築の巨匠ル・コルビュジエと、インテリア・デザイナーとしても著名な女性建築家アイリーン・グレイを描いた映画『コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』が、10月14日より全国順次公開されることが決定した。


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 20世紀前半にかけて主にフランスで活躍し、2009年に行われたオークションにおいて、史上最高額の約2,190万5,000ユーロ(当時のレートで約27億円相当)で落札された椅子“ドラゴンチェア”を手がけたことでも知られる、アイルランド出身の女性デザイナー・建築家のアイリーン・グレイ。彼女が手がけた南仏に建つ海辺のヴィラ“E.1027”は、建築史上に残る傑作とされるが、長く近代建築の巨匠ル・コルビュジエの作とされ、当のル・ コルビュジエもそれを否定せず、 アイリーンの存在は歴史の影に覆い隠されてきた。本作では、光り輝く才能を発揮するアイリーンに対する、ル・ コルビュジエの密やかな嫉妬と欲望が絡まりあう、知られざる愛憎のドラマが描かれる。


 グレイ役を『MISTRESS<ミストレス>』のオーラ・ブラディ、コルビュジエ役を『インドシナ』のヴァンサン・ペレーズがそれぞれ演じるほか、『デリカテッセン』のドミニク・ピノン、シンガーソングライターのアラニス・モリセットが出演する。『マン・オン・ザ・トレイン』のメアリー・マクガキアンが監督を務めた。(リアルサウンド編集部)