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リリー・フランキー×清野菜名 障がいと恋愛をポップに描く実話映画

2017年06月06日 10:12  CINRA.NET

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『パーフェクト・レボリューション』 ©2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会
映画『パーフェクト・レボリューション』が9月29日から東京・TOHOシネマズ新宿ほか全国で公開される。

『パーフェクト・レボリューション』は、脳性麻痺を患ったことから車椅子生活を送り、身体障がい者の恋愛や性についての発信活動を行なっている主人公・クマと、風俗店に勤務し、パーソナリティー障害を抱えているピンク色の髪の女性・ミツとの恋愛を描く作品。書籍『身体障害者の性活動』などを発表している熊篠慶彦の実話をベースにした作品となり、熊篠が原案と企画を手掛けている。

クマ役をリリー・フランキー、ミツ役を清野菜名が演じるほか、小池栄子、岡山天音、余貴美子らが共演。監督を『まだ、人間』『最後の命』などの松本准平が務める。

同作についてリリー・フランキーは「友人の熊篠の今までの活動と生きざまが映画になると聞き、どんなカタチでも参加したいなと思いました。主人公は障害者でも、この映画はすべての人々が持つ障害と愛の物語です」とコメントしているほか、清野は撮影時の状況を「松本監督と熊篠さんにいろいろ聞きながら、自分が感じたまま思い切り演じました。この時、ミツとあたしは一心同体だったと言い切れます。リリーさんとすごくナイスなコンビだったと思います」と振り返っている。松本監督は「障害を題材にするなら、明るく、楽しい、ポップな、希望あふれる映画にしたい。難しい作業でしたが、ご本人の実話を基にすることにした途端、物語が勝手に紡がれていくのを感じました」と述べている。

■リリー・フランキーのコメント
友人の熊篠の今までの活動と生きざまが映画になると聞き、どんなカタチでも参加したいなと思いました。主人公は障害者でも、この映画はすべての人々が持つ障害と愛の物語です。

■清野菜名のコメント
台本を読んだ時、素直に『すごく面白い』と感じました。役としてはとても難しさを感じましたが、松本監督と熊篠さんにいろいろ聞きながら、自分が感じたまま思い切り演じました。この時、ミツとあたしは一心同体だったと言い切れます。リリーさんとすごくナイスなコンビだったと思います。あんなに自分が一直線に突き進んでるのは初めての感覚でした。ありがとうございました。みなさんにぜひ見ていただきたいです。

■松本准平監督のコメント
「障害者の映画をつくれませんか?」5年前、友人である熊篠さんにそう相談されたことがこの企画のはじまりでした。障害を題材にするなら、明るく、楽しい、ポップな、希望あふれる映画にしたい。難しい作業でしたが、ご本人の実話を基にすることにした途端、物語が勝手に紡がれていくのを感じました。大切な友人から預かった、特別なラブストーリーを、最高のキャスト・スタッフで届けられることに歓びを感じています。まっすぐに生きるクマとミツから、元気と勇気を受け取ってもらえると嬉しいです。