インディ500参戦を終えたフェルナンド・アロンソが、今週末のカナダGPでF1に戻ってくる。F1レギュラードライバーとしての“本業”に戻り、再びF1マシンを走らせるのが楽しみだとアロンソは語っている。
マクラーレン・ホンダのアロンソは、チームとともに、モナコGPを欠場してインディ500に挑戦するという決断を下した。マクラーレン・ホンダ・アンドレッティのエントリーで初参戦したアロンソは、予選5位、決勝では27周のリードラップを記録、終盤にエンジントラブルによりリタイアせざるを得なかったものの、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
将来、再度インディ500に挑戦して、いつかは勝ちたいと言うアロンソだが、当面はF1での仕事に集中することになる。
「カナダに戻ってくることができてうれしい。このところ、ずっと北アメリカで過ごしているみたいな気がするよ!」とアロンソはカナダGPを前に語った。
「インディ500は素晴らしい体験だった。F1とは異なるレイアウトのコースで、全く異なるマシンを走らせ、全く異なるドライビングスタイルを学ぶことができた。でも今週は“本業”に戻って、F1でレースをする。準備はできているよ」
「カナダはユニークなサーキットで、マシンにもドライバーにも厳しい、真のレーサーのためのコースだ。インディに行っていた時も、モナコでのチームの様子を逐一チェックしていたが、ストフェル(・バンドーン)もジェンソン(・バトン)も新しいアップグレードと信頼性についてポジティブな発言をしていた。カナダではさらに一歩前進できるといいね」
「サーキット・ジル・ビルヌーブはパワーがかなり重要となるレイアウトで、直線スピードがものをいう。ツイスティで低速コーナーが続くモナコほど、僕らのマシンとの相性はよくないだろうけど、MCL32に戻って、チームの皆と再会し、また走行するのがすごく楽しみだ。ひたすら左に曲がり続けるコースから、F1サーキットに戻ってくるんだ」