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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第6戦イタリアGP 決勝レポート

2017年06月05日 10:32  AUTOSPORT web

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中上貴晶
パウィはイタリアGPを26位でゴール
中上は転倒リタイア

2017年6月4日(日)
Rd.06 イタリアGP
ムジェロ・サーキット
コンディション:ドライ 
気温:23℃ 路面:31℃

 全21周で争われた第6戦イタリアGPの決勝レースで、IDEMITSU Honda Team Asiaのカイルール・イダム・パウィは26位でフィニッシュ。一方、優勝争いも期待されていたチームメートの中上貴晶は、1周目の最終コーナーで他車の転倒に巻き込まれ、リタイアを余儀なくされました。

 パウィは午前のウォームアップ走行で自己ベストタイムを更新し、セッション17番手タイムを記録。自信を深めて決勝レースに臨みましたが、決勝レースでは苦戦を強いられることになり、グリッドポジションと同じ位置でレースを終えました。

 2列目5番グリッドからスタートした中上は、スタートを決めて序盤からトップグループにつけていましたが、最終コーナーでミスをしたマシンが、イン側から運悪く中上にヒット。転倒リタイアとなってしまいました。

 第7戦カタルニアGPは、バルセロナ郊外のカタルニア・サーキットで6月9日(金)に走行を開始。Moto2クラスのFP1は、現地時間午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタートします。

カイルール・イダム・パウィ(26位/40'16.359/+45.385)
「昨日からの課題だった切り返し区間は、今朝のウォームアップでかなり軽快になったのですが、決勝レースでは取り回しが重くなってしまいました。立ち上がりの加速でも十分なグリップを得られず、厳しいレースになってしまいました。次のカタルニアGPでばん回したいです」

中上貴晶(DNF/40'21.784/+3.304)
「今週末は決勝を見据えて万全の準備を整えてきたのですが、自分の力を発揮する前に、あまりにあっけなくレースが終わってしまいました。レースではいろんなことが起こり得るとはいえ、本当に残念です。気持ちを切り替えて、次のレースでこの悔しさの借りを、結果で返したいと思います」

岡田忠之 チーム監督
「パウィは、午前のウォームアップではユーズドタイヤで1分53秒台に入っていたので、レースでもそのペースで走れるかと思ったのですが、54秒止まりになってしまいました。もう少し前のグループにつけることができていれば、その集団のペースに合わせて53秒台を刻めていたかもしれません。中上の転倒は避けようのないものだったので残念ですが、転倒した選手があとで謝罪に来てくれました。潔い態度、スポーツマンシップに敬意を払いたいです。我々も今回の出来事はレーシングインシデントだと認識しています。両選手ともケガがなかったのは幸いでした。中上は、今回の悔しさをバネに、次週のレースできっといい結果を出してくれるでしょう」