5月28日にインディ500を優勝し、多忙なミッドウイークを過ごしたアンドレッティ・オートスポートの佐藤琢磨。ダブルヘッダーで開催されているインディカー・デトロイト戦のレース2で2014年以来となるポールポジションを獲得し「僕のクルマはロケット船だった」と喜びを語っている。
日本人初のインディ500制覇という歴史的快挙を達成した琢磨。休む間もなく、今週末はすぐにデトロイトでのダブルヘッダーに臨んでいる。
前日の第7戦となるレース1では予選3番手を獲得しながら早めのタイヤ交換が影響し、8位という結果で終えたが、マシンの状態は順調のようで、4日の午前中に行われた予選でも速さを披露する。
前日の順位の結果でふたつのグループに分かれて行われた予選。グループ2に登場した琢磨は、セッション終盤に前日優勝したグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)と激しいアタック合戦を行う。
ラストアタックでタイムを更新しレイホールを逆転した琢磨は、2014年に同じデトロイト戦のレース2で獲得して以来、通算6度目のポールポジションを獲得した。
「26号車はロケット船だったよ。自分の100パーセントすべてを捧げてファストラップを獲得しました。ウォールに2度ぶつかりそうになったけど、満足していたし、自信がありました」と琢磨。
琢磨が記録した1分13秒6732は、前日のレイホールが記録したタイムを上回りトラックレコードを更新した。
「このチャレンジングなコースでトラックレコードを記録することは、僕にとって大きな意味がありますし、とてもとても満足しています」
インディ500の勝利に続いて今季2勝目を挙げることができるか? 注目のデトロイト戦レース2決勝は、15時45分(日本時間4時45分)よりスタートする。