トップへ

躍進止まらない琢磨。インディ・デトロイト戦で14年以来となる今季初ポールを獲得

2017年06月05日 00:42  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2014年以来となる通算6度目のポールポジションを獲得した佐藤琢磨
デトロイト・ベルアイルパークで開催されているインディカー・シリーズ。土日にレースを行うダブルヘッダーで開催され、4日午前中に行われたレース2の予選は、佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)が2014年以来となる3年ぶりのポールポジションを獲得した。

 3日に第7戦となるレース1が開催されたデトロイトでのインディカー・シリーズ。天候が不安された4日のレース2だが、予選は曇り空のなか午前10時45分よりスタートする。

 前日の順位によってふたつのグループに分かれ、それぞれ12分間の走行を行いポールポジションを獲得したドライバーがいるグループが奇数グリッドをゲットする。

 グループ1は、エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)がセッション序盤でトップに立つも、カルロス・ムニョス(AJフォイト)がターン4でクラッシュを喫し赤旗に。

 残り2分くらいでセッションが再開。ここでライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が1分15秒2833でカストロネベスを逆転しグループ1トップに立つ。

 前日のウイナー、グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)や佐藤琢磨が登場したグループ2。

 まずはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がブラックタイヤでロングアタックを続けタイムを更新し続ける。

 琢磨はレッドタイヤで1分15秒1259を記録し、2番手タイムでファーストアタックを終える。トップのパワーは1分13秒9449までタイムを伸ばしてピットへと向かう。

 セッション終盤、各車はタイヤを交換し再びアタックへ。まずはシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)がタイムを更新。しかし、パワーに届かず2番手に。

 琢磨も1分14秒6901を記録するもパジェノーに届かず、さらにマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)やジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)、レイホールにも抜かれ一時は6番手に落ちる。

 そのままアタックを続ける琢磨は1分13秒8604を記録しトップに浮上。しかし、すぐにレイホールが約0.05秒上回り逆転する。

 レッドタイヤに替えトップを狙うパワーは、アタック中に痛恨のオーバーランでタイムを更新できず。このままレイホールが2戦連続ポール獲得かと思いきや、琢磨はラストアタックでさらに1分13秒6732とタイムを更新。

 2014年に同じデトロイトのレース2で獲得して以来となる3年ぶり通算6度目のポールポジションを獲得。予選2番手はグループ1トップのハンター-レイとなった。