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イデミツ・ホンダ・チーム・アジア 2017MotoGP第6戦イタリアGP 初日レポート

2017年06月03日 16:12  AUTOSPORT web

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中上貴晶/イデミツ・ホンダ・チーム・アジア
中上貴晶がイタリアGP初日を2番手で好発進
パウィは総合32番手

2017年6月2日(金)
Rd.06 イタリアGP
ムジェロ・サーキット
コンディション:ドライ
気温:28℃ 路面:55℃

 2017年シーズン第6戦イタリアGPの舞台は、トスカーナ地方にあるムジェロ・サーキット。自然の地形を活かした高低差と長い直線、多彩なコーナーからなる同サーキットは、全18戦中で最も盛り上がる大会のひとつです。IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶はFP2で1分52秒329を記録し、総合2番手につけました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは1分55秒101で総合32番手としました。

 午前のセッションは、現地時間午前10時55分(日本時間午後5時55分)に開始。中上は自他共に得意と認めるこのサーキットで安定して力強い走りを披露し、トップからわずか0.282秒差で4番手につけました。一方、Moto2クラスでこのコースを初めて走行するパウィは入念な走行でコースの攻略を進め、32番手タイムを記録しました。

 午後のFP2でも、中上は一貫して高水準のタイムで走行。最後は、25周の走行を続けたタイヤにもかかわらず、トップタイムからわずか0.100秒という僅差で2番手という優れた内容で一日を締めくくりました。パウィはさらにコースの習熟を深め、午前のタイムから約1.2秒の更新を果たしました。

 明日のFP3は午前10時55分にスタート。午後には決勝のグリッド順を決める45分間の予選が行われます。

中上貴晶(2番手 / 1'52.329 / +0.100)
「今日は特に一発タイムは狙わず、アベレージタイムをメインに作業を進めました。安定したラップタイムを刻み、午後には25周を消化したタイヤでベストタイムを出せました。金曜の走行としては今シーズンで最も充実した内容で、今すぐにでもレースをしたいくらい、よくまとまっています。明日も準備をしっかり整え、予選ではフロントローを確実に狙いたいです」

カイルール・イダム・パウィ(32番手 / 1'55.101 / +2.872)
「FP1ではフロントが厳しくブレーキングでも苦戦していたのですが、午後は改善して走りやすくなりました。Moto3で走っていたときとはさまざまなことが違うので、セットアップや走り方などを勉強しながら、焦らず着実に前進を続けていきたいと思います」

岡田忠之 チーム監督
「今日の中上は、午前と午後を通じて安定したペースで走行してくれました。リスクが少なくレースに強いマシンに仕上がるよう、さらに微調整を進めていきます。パウィは前戦のレースでいいフィーリングを得たことが自信につながり、着実に学習を進めています。明日の予選では、トップ20グリッドを目標にがんばってほしいです」