ヤマハ・テック3は2018年もMotoGPのラインアップを変更しないとし、ヨハン・ザルコのパートナーとしてジョナス・フォルガーと再契約を交わした。
サテライトチームであるテック3は、KTMへ移籍したポル・エスパルガロとブラッドリー・スミスの後任として、今シーズンのラインアップにふたりのルーキーを選んだ。
ザルコはこれまでの5戦で好成績をあげており、第5戦フランスGPでは自身初の表彰台を獲得してランキング5位に浮上した。
Moto2クラスでチャンピオンを2度獲得したザルコの2018年シーズンへの契約延長は、フランスGPの週末に発表された。そしてテック3はフォルガーを残留させる決定を続けて発表した。
ジョナス・フォルガーは現在ランキング9位につけており、アルゼンチンGPで自己ベストの6位を獲得するなど、すべてのレースでポイントを挙げている唯一のライダーである。
「今シーズンこれまでのところは、オフィシャルテストも含めて僕たちが生み出してきたパフォーマンスにとても満足しているけど、これからが僕の本番だよ」とフォルガー。
「2017年の残りのレースと、来年も僕たちは進歩し続け、将来へ向けて着実な一歩を刻み続けることができると信じている」
「これからの数カ月でともに何ができるか、楽しみにしている。だからボスとテック3の関係者全員にこれまで彼らがしてくれたこと、そして僕を信頼してくれたことに感謝したい。僕はヤマハYZR-M1に乗って常に全力を尽くすつもりだ」
テック3の代表、エルベ・ポンシャラルは早めの契約更新がフォルガーの力になるだろうと考えている。
「確かにみんなが彼のチームメイトのヨハンに強い印象を持ち、より注目しているかもしれないが、ジョナスがルーキーとして最高の仕事をしているのを忘れてはいけない」
「ジョナスは速くて安全で学ぶことに熱心だ。彼の可能性を知っているし、我々全員が期待していることを彼が達成できると深く確信している」
「ライダーは肩の荷が軽い時や、来シーズンに向けて将来が整っている時に、よりパフォーマンスを発揮するものだ」
「したがって、このニュースはジョナスが何にも気を散らさずに100%集中する助けとなるだろうし、もう一度言うが、彼がチーム、ヤマハと我々のスポンサーに素晴らしい結果で報いてくれるだろうと完全に確信している」