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約4割が自分や周囲の人のSNSアカウントを乗っ取られたことがあると回答 被害最多はLINE

2017年06月02日 17:42  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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LINEは「セキュリティリテラシー実態把握調査」の結果を6月1日に発表した。15~69歳のLINEユーザーを対象に5月10日~5月11日に実施された。6月9日の「サイバー防災の日」に向けた取り組みの一環だという。

SNSアカウントを乗っ取られたことがあるかどうか複数回答で聞いたところ、「自分のアカウントが乗っ取られた」という人は7%に留まった。「家族」「恋人や友だち、知人」が乗っ取られたという人はそれぞれ3%と30%だった。

セキュリティを意識している人は全体の70%

何のアカウントが乗っ取られたのか聞くと、全体では「LINE」(52%)、「ツイッター」(35%)「Facebook」(23%)の順に多かった。しかし10代の男女ではツイッターが断トツで多い。

インターネットトラブルに関する言葉で知っているものを複数回答で聞いたところ、「アカウント乗っ取り」という言葉を知っている人は71%に上った。「ウイルス/マルウェア」(56%)、「SMS認証番号」(51%)という言葉を知っている人も半数以上いた。「スパム」(47%)、「フィッシングサイト/メール」(45%)、「2段階認証」(44%)を知っている人も多かった。

インターネットや端末のセキュリティについて普段からどのくらい意識しているか聞くと、「とても意識している」(16%)、「やや意識している」(54%)が計70%に上った。ただし20~30代の主婦では、合わせて51%の人しか意識していなかった。

「怪しいメールやLINEトークが届いたら、開いたり、届いたURLをクリックしない」という人は74%、「『1234』や『9999』などおぼえやすい数字をパスワードに使わない」としている人も70%いた。他にも「パスコードロックをONにする」「スマホアプリにクレジットカード番号やパスワードをメモしない」「パスワードを使いまわさない」といった対策をしている人もいた。

乗っ取り犯が「電子カードの購入を友達に頼む」という被害も

LINEには様々なセキュリティ機能がある。そのうち「あやしいLINEアカウントを通報する方法」について知っている人は20%、「PC/iPod版LINEやLINEウェブストアへのログイン禁止機能」について知っている人は11%だった。

「心当たりのないログイン端末の強制ログアウト」「アカウントが乗っ取られた場合の問い合わせ先」についてはそれぞれ8%と7%しか知らなかった。一方、いずれも知らないという人が68%を占めており、LINEのセキュリティ機能はについては多くの人が全く知らないということがわかった。

LINEの担当者は、キャリコネニュースの取材に対して「アカウントを乗っ取られるとそのアカウントを悪用される恐れがある」と語った。

「乗っ取った人物がそのアカウントの持ち主になりすまして、電子カードの購入を友達に頼むという事例が報告されています。対策としては、どのようなSNSアカウントであれ、登録情報を他の人に知られないようにするのが最も大切です。LINEの場合ですと『他の端末からのログインを防ぐ』という設定も有効です」