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『カーズ/クロスロード』新人監督、ジョン・ラセターから継承した“3つの極意”を明かす

2017年06月02日 16:23  リアルサウンド

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 7月15日に公開される映画『カーズ/クロスロード』より、ブライアン・フィー監督のコメントが公開された。


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 本作は、ディズニー/ピクサー作品『カーズ』『カーズ2』に続くシリーズ最新作。天才レーサー“マックィーン”の思いがけない挫折や新たな道を描く。


 これまでシリーズの監督を務めてきたジョン・ラセターから直々に指名を受けたブライアン・フィーは、ストーリーボード・アーティストとして過去2作に参加し、本作が監督デビュー作となる新人監督。


 劇中のマックィーン同様“人生の岐路”に立ったフィー監督は、恩師であるラセターから監督としての3つの極意を継承したという。


 フィー監督は、「僕が彼から学んだ最も重要ことは、エモーショナルなポイントに正確に狙いを定める能力だ。時間をゆっくり使って、シーンに息をさせる。それがエモーショナルにできれば、観客は作品に没頭してキャラクターの感動に共感できるんだ」と、ラセターから真っ先に受けたアドバイスが、“感動の瞬間を際立たせる”技術だったことを明かす。


 また、「ラセターはこれまで数多くのチャンスを僕たちに与えてきてくれた。そして、僕は彼に恩返しをしたいと頑張ってこれたんだ。だから、僕は自分のクルーにも彼らがやったことのないことにもチャレンジできる機会を与えたいと思っていたんだ」と、“まだ見ぬ表現へチャレンジする姿勢”も大事だったと語る。


 さらに、ラセターは「スタッフみんなの存在を決して忘れてはいけない。彼らの仕事にいかに長けているか、いかに助けられているかを常に心掛けるんだ」とフィー監督にアドバイスを贈り、“仲間への感謝の気持ち”を継承したという。(リアルサウンド編集部)