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バトン加入のTEAM MUGEN手塚監督「F1王者としての走りを期待」

2017年06月02日 16:22  AUTOSPORT web

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TEAM MUGENからスーパーGT第6戦鈴鹿に参戦することになったジェンソン・バトン
5月2日、ホンダは8月26~27日に開催されるスーパーGT第6戦鈴鹿1000kmに参戦するMOTUL MUGEN NSX-GTの第3ドライバーとしてジェンソン・バトンを起用すると発表したが、TEAM MUGENを率いる手塚長孝監督は、バトンを“力強い味方”として歓迎するコメントを残した。

 今季はマクラーレン・ホンダのアンバサダー兼リザーブを務めていたバトンは、2016年にツインリンクもてぎで開催されたHonda Racing THANKS DAYでドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTをドライブし、「実際にレース(参戦)に興味がわいた」とその後ホンダと協議をし、今季のスーパーGT第6戦鈴鹿参戦を決めたという。

 そんなバトンが加わるのは、今季武藤英紀と中嶋大祐というコンビで参戦しているMOTUL MUGEN NSX-GTだ。2017年からチームとしてGT500クラスに復帰したTEAM MUGENは、第1戦岡山で9位入賞。ただ、その後は第3戦までポイント獲得ができていない。逆に言えば、これまでウエイトハンデを多く積んでいないため、第4戦SUGOから第6戦鈴鹿の中盤戦は有利な条件で戦える可能性もある。

 バトンを迎えることになったTEAM MUGENの手塚監督は「今回、TEAM MUGENに力強い味方としてジェンソン・バトン選手を迎えられることになり、大変うれしく思います。F1世界チャンピオンとしての素晴らしい走りを鈴鹿サーキットで見せてくれることと期待しています」とコメントを寄せている。

「今年で最後となる鈴鹿1000kmでTEAM MUGENらしい勢いのあるレースができるよう、武藤選手、中嶋選手、バトン選手とともに、一丸となって取り組みます。ご声援のほどよろしくお願いします」

 バトンはさっそく6月6~7日に鈴鹿サーキットで行われるタイヤメーカーテストに参加する予定。武藤、大祐とも海外の経験が長く、意思疎通は最初から問題はないだろう。バトンがNSX-GTでまずはどんなタイムを出すのか、楽しみなテストになりそうだ。