5月末、イタリアでモトクロストレーニング中に転倒して負傷したバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)がメディカルチェックを通過。6月2~4日のMotoGP第6戦イタリアグランプリに出場する。
ロッシは、5月25日にイタリアのクロスクラブ・カバラロでトレーニング中に転倒。胸部と腹部に軽い怪我を負い、地元の病院へ搬送された。
重傷を負っていなかったこともあり、ロッシは翌26日には退院。イタリアグランプリが行われるムジェロ・サーキット入りを果たしたものの、傷が「ひどく痛む」と語っていた。
しかし、ヤマハの発表によれば、ロッシはレースを戦える状態までに回復しているといい、現在は通常のメディカルチェックを受けていると明かしている。
ヤマハの声明には「世界中のVR46(バレンティーノ・ロッシ)ファンは安堵のため息をもらすだろう」と記されている。
「FIMメディカルディレクターであるジャンカルロ・ディ・フィリッポ医師、ムジェロサーキットのチーフメディカルオフィサーであるレモ・バルバッリ医師、MotoGPメディカルディレクターのアンゲル・カルテ医師により、ロッシはフリー走行から母国グランプリに出場するのに適した体調にあると判断された」
なお、ロッシは走行に備え体力を温存するため、現地木曜日に行われたレース前記者会見を欠席している。