富士スピードウェイは6月25日に開催する富士チャンピオンレース第3戦において、女性ドライバーによる新たなレースカテゴリー『Ladies No.1 Race “L1”』を併催する。
FIA国際自動車連盟、JAF日本自動車連盟が推進するWomen in Motorsportの一環として誕生したL1は、女性のモータースポーツ活動の促進と、レースを通してサーキットを走る喜び、クルマを操る楽しさを体験することを目的に新たに開催されるもの。
女性を対象としたレースは2017年より『競争女子選手権“KYOJO CUP”』が開催されているが、KYOJO CUPがレース専用車を使用するのに対して、今回発表されたL1は、ナンバー付きレース車両で争うことが特徴だ。
L1に出場できる車両は、富士チャンピオンレースで行われるロードスターカップ、で使用されるマツダ・ロードスター(NC、ND)、デミオレースのマツダ・デミオのほか、TOYOTA GAZOO Racing(TGR) 86/BRZのトヨタ86、スバルBRZ、TGR Netz Cup Vitz Raceのトヨタ・ヴィッツといった公道を走れるクルマが対象となる。
各車両で速さが異なるため、レースでは車両ごとに各クラスが設定されており、選手たちは自分のレベルにあったクルマを選択してレースに挑むことができる。
L1では5月23日より参加者を募集中。参戦申込は富士チャンピオンレース紹介ページ(http://www.fsw.tv/freeinfo/005518.html)で受け付けている。
また富士スピードウェイでは大会期間中、Women in Motorsport Dayとし、場内で女性向けドライビングレッスンを開催。
レッスンでは、レース前日の24日(土)に座学、25日(日)にアクティブセーフティ、ラリーレッスン、JAF公認の新競技、AUTOTESTに分かれ、日々のドライビングからレース、ラリーといった競技に関する基礎講習が行われる。
講師にWEC世界耐久選手権で女性初の表彰台を獲得した井原慶子、WRC世界ラリー選手権などで活躍した勝田照夫氏を招く。ドライビングレッスンの詳細は、Women in Motorsport特設ページ(http://lovedrive.co.jp/2017/05/23/post-973/)まで。