カワサキは6月1日、7月27~30日にかけて鈴鹿サーキットで開催されるFIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦、“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第40回記念大会の参戦体制を発表した。
カワサキは東京ビックサイトで開催された『第44回東京モーターサイクルショー』で、レオン・ハスラムをチームに迎え入れたと発表。この時点では、全日本ロードに参戦する渡辺一馬とレオン・ハスラムの2名のライダーが8耐に出場することが確定していた。
モーターサイクルショーでの発表の後、3人目のライダーが誰になるのか注目を集めており、その3人目のライダーがついに発表された。
3人目のライダーとなったのはアズラン・シャー・カマルザマン。アズランは32歳のマレーシア出身ライダーだ。2013年にアジアロードレース選手権(ARRC)でチャンピオンを獲得し、2014年から2年間、ロードレース世界選手権MotoGPのMoto2クラスに中上貴晶が所属するイデミツ・ホンダ・チーム・アジアからフル参戦した。2016年はふたたびARRCへ移り、カワサキのチームに所属。ZX-6Rを駆り、ランキング3位を獲得した。2017年もアジア選手権にカワサキのマシンで参戦しており、現在ポイントランキングトップを維持している。
これでカワサキのチーム体制が決定。渡辺、ハスラム、アズランの3名で8耐に挑み、1993年以来の優勝をカワサキにもたらすことを目指す。