フェラーリのサードドライバー、アントニオ・ジョビナッツィが、今シーズン中、ハースF1チームから7回にわたってフリープラクティス1に出場することが決まった。
ジョビナッツィは、パスカル・ウェーレインがけがにより欠場していた際に、ザウバーで代役を務め、2戦に出場した。開幕戦オーストラリアGPでグランプリデビューを果たして12位で完走、続く中国ではクラッシュでレースを終えている。
フェラーリのパワーユニットを搭載するハースは、7月のイギリスGPに始まり、ハンガリー、イタリア、マレーシア、メキシコ、ブラジル、アブダビの7戦、ジョビナッツィをFP1で走らせると発表した。
メキシコではロマン・グロージャンの代わりに、残りの6戦はケビン・マグヌッセンの代わりに、ジョビナッツィはVF-17を走らせる。
イタリア出身23歳のジョビナッツィは、2015年にヨーロピアンF3でランキング2位、2016年にはGP2でランキング2位を獲得。昨年末に、フェラーリのサードドライバーを務めることが発表され、今年は他カテゴリーでのレギュラー参戦はしていない。
「今年はたくさんの機会に恵まれてきたが、今回、ハースとの新しいチャンスを得ることができ、誇りに思う」とジョビナッツィ。
「フェラーリのサードドライバーという役割は素晴らしいものであり、さらにハースF1チームのもとでFP1セッションで走行することで、シャープさを保つことができる」
「シミュレーターで学んだことを身につけ、それを実際のレースの環境で役立てたい」
「フェラーリとハースが僕を信頼してくれたことを誇りに思う。また、ケビンとロマンが走行時間を僕と共有してくれることに感謝する」
チーム代表のギュンター・シュタイナーは、「アントニオは今年ザウバーから2戦に出場し、その間にF1において良い経験を積んだ。我々のチームと共にFP1に出場することで、彼はさらに成長することができるだろう」と語った。
「彼はフェラーリから高く評価されており、昨年、GP2で優れたパフォーマンスを見せた。今回のことは彼にとって素晴らしい機会であり、我々としても、これを提供できることを喜ばしく思う」