最強のEクラスとなる『メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+』 2016年にデビューを飾ったメルセデス・ベンツの主力サルーンEクラスに、『メルセデスAMG E43 4MATIC』に続くAMGモデルが登場。新機能「4MATIC+」と「ドリフトモード」を採用し、エンジンとトランスミッションも刷新。0-100km/h加速は3.4秒という驚異的な性能を備えた『メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+』が、5月31日より発売開始となった。
ベースとなるEクラスとは明らかに異質な雰囲気を醸し出すエクステリアとインテリアデザインは、AMGの「ドライビング・パフォーマンス」を体現し、Aピラーより前方を専用デザインに。
メルセデスAMGのセダンとして初めて、ボンネットをフェンダーとバンパーの内側にはめ込むクーペ的なデザインを採用し、フロントのトレッド拡大とホイール大型化に対応するワイドフェンダーを装備。
インテリアでは、リム下部がフラットな形状の「AMGパフォーマンスステアリングホイール」を採用し、運転席と助手席のシートはラテラルサポートが強化された独自形状となり、ブラックナッパレザー、ナッツブラウンナッパレザー、マキアートナッパレザーの3種類を設定。
ナッパレザーを張ったダッシュボードとベルトライン、フロントヘッドレストのAMGエンブレム、クリスタルグレーのシートパイピング、IWCデザインによるアナログ・クロック、クリスタルグレーのシートベルトがスポーティな中に高級感を演出する空間となっている。
そして最大のトピックとなる心臓部には、メルセデスAMG社が完全自社開発した『メルセデスAMG GT』と基本設計を共通とするAMG 4.0リッターV8直噴ツインターボエンジン「M177」を搭載。
AMGのマイスターの手により完全ハンドメイドで製造されるこのユニットは、砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせることで、軽量かつ高強度なエンジンを実現。
2基のツインスクロール・ターボチャージャーは、Vバンクの外側ではなく内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトとしたほか、F1エンジンと同様、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングする「ナノスライド摩擦低減加工」を施すことで、フリクションロスを低減している。
これらの最新技術により、『メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+』は、先代に比べ排気量が1.5リッター少なくなったにも関わらず最高出力612PS(先代比+27PS)、最大トルク850Nm(先代比+50Nm)を発揮するに至った。
そのパワーを四輪に最適配分するメルセデスAMGが開発した新しい四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」は、前後トルク配分が50(前):50(後)から0(前):100(後)の範囲で可変トルク配分を行うことで、ハイパワーを四輪へ最適に配分。さらに、駆動配分を0:100の完全後輪駆動にすることで、サーキット走行時などにおいてドライバーの意のままに操ることができる「ドリフトモード」を新たに搭載している。
トランスミッションにも、63シリーズでは初採用となる9速のAMGスピードシフトMCTを搭載。シフトダウン時の自動ブリッピング機能やレーススタート機能などのダイナミックな走りを支える機能はもちろん、高速走行時などにアクセルから足を離すとエンジンとトランスミッションを切り離して燃料消費を抑えるセーリング機能も備えている。
この『メルセデスAMG E 63 S 4MATIC+』には左右ハンドルが設定され、価格は1774万円となっている。
メルセデスコール:0120-190-610
ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp