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女性にとってストレスのない仕事1位は「医師」 一方で高ストレスなのは「キャバクラ」「記者」

2017年05月31日 18:52  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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化粧品の開発・販売を行うメディプラスは5月31日、全国の20~69歳の男女それぞれ約7万人を対象に行った「ココロの体力測定2017」から、女性にとってストレス度の低い仕事を発表した。調査の設問は、厚労省のストレスチェック制度の健康状態項目を基に加工し、点数化した。

自分の裁量で働ける仕事だと、ストレスレベルが低くなる傾向

ストレスオフな仕事を上から見ていくと、1位が医師、2位が会社役員、3位が税理士・会計士・社労士と続いた。責任が重く多忙と言われる医師が「最もストレスオフな仕事」とは意外だが、同社は上位に入った職種の特徴を見て

「仕事の内容や進め方など、自分のペースで働けることがストレスオフ要素になっていると考えられます」

と分析する。他には、中学校教員や大学教員、YOGAインストラクター、個人教師・塾講師といった他人に教える仕事や、薬剤師や助産師など高度な専門職が上位で目立った。

一方でストレスフルな仕事には、1位から順に各種運転手(交通機関)、キャバクラ、客室乗務員(CA)、記者が続く。他には警察官や警備関連、ガソリンスタンドスタッフなど、勤務時間が不規則だったり、緊張感がある仕事が多く見られた。また、保険販売、訪問販売員といったノルマのある仕事もランクインした。

高ストレス女性は「一時的にストレスを解消するだけのリセット型」

低ストレス女性と高ストレス女性が、ストレスオフのためにしている行動の違いも明らかになった。

ストレス度が低い女性は、「旅に行く」「笑う」「入浴する」「家族と過ごす」「読書をする」などの行動を取っていたのに対し、ストレス度が高い女性は「スマホ・パソコンを使う」「昼寝など仮眠」「音楽を聴いて過ごす」「お腹一杯食べる」「何も考えない(頭を休める)」という選択をしていた。

同社はこれについて、低ストレス女性は副交感神経優位の時間を過ごしていることなどを指摘。対して高ストレス女性は「一時的にストレスを解消するだけのリセット型」の行動を取っていると分析している。

ただ、挙げられたストレスオフのための行動を見ると、低ストレス女性の行動は完遂に時間や手間を要するものが多く、逆に高ストレス女性には、手軽に出来るものが多く見られる。

ストレスオフに繋がる行動を取るからストレス度が低くなるのか、元々ストレスが少ない故に手間暇かかる行動を取れるのか、そもそもストレスの原因は何なのかといった因果関係までは明らかにされていないため、低ストレス女性の行動を真似すればストレスが緩和される、とまでは言えないようだ。