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ロバート・デ・ニーロ、大統領をまた批判「アメリカは愚かなコメディに成り果てた」

2017年05月31日 17:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ロバート・デ・ニーロ、トランプ大統領への怒りが爆発
アメリカの人気俳優ロバート・デ・ニーロがブラウン大学を訪れ、卒業生たちに向けて米ドナルド・トランプ大統領への不満をぶちまけた。「かつては人の気持ちをぐっと高めるような国だったはず。なのに今のこの国は、くだらんお笑い映画さながらだ」―厳しい口調でそう述べたデ・ニーロは、巣立つ若者達に「変化をもたらすべくどうか尽力を」と訴えた。

このほどロバート・デ・ニーロがブラウン大学の学位授与式にてスピーチし、学生達にこのように語りかけた。

「皆さんが学校に行き始めた頃、この国は(映画・ドラマのジャンルにたとえるなら)人の気持ちを高め奮い立たせてくれるドラマだった。なのに今、君達が卒業して出て行く社会は、悲劇的なほど愚かなコメディ映画のようなありさまだ。」
「できれば校門の鍵を閉め、ここに残ってほしい。それでも巣立つというのなら、どうか変化が生じるよう尽力してほしいと思う。この狂った状態に歯止めをかけるべく、努力してほしいんだ。しかも今すぐに始めてほしい。来年の卒業生たちが、より良い社会に巣立てるように。」

デ・ニーロは以前からドナルド・トランプ大統領の方針を毛嫌いしており、過去にはトランプ氏を「ブタ野郎」「罪人」「マヌケ」「国家の恥」と痛烈に批判。トランプ支持を訴えたジョン・ヴォイト(アンジェリーナ・ジョリーの父)とは火花を散らしあい、ヴォイト側はTwitterにて「醜い説教をたれやがって」「デ・ニーロを恥ずかしいと思う」とデ・ニーロ批判を展開した。それを受けたデ・ニーロは「トランプなんかに協調する人間がいるなんて、恥ずかしい話だ」「ヴォイトは妄想にとりつかれている」と語り、その後もトランプ大統領に対する評価は最悪なままだ。

トランプ氏の大統領就任から4か月しか経っていないが、「アメリカのためにもトランプ氏はぜひ辞任してほしい」という声は決して少なくない。多くの国民、そして妻メラニア夫人にも嫌われているトランプ氏は、任期が終わるまで大統領の座を維持できるのか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)