ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦しているトックウィズ・モータースポーツ(TMS)は、6月14~18日に開催される『第85回ル・マン24時間レース』において、マシンカラーリングを伝統のガルフカラーに変更する。
エンジンオイルメーカーのガルフ・オイル・インターナショナルは、2016年よりWEC世界耐久選手権のLM-GTEアマクラスにガルフ・レーシングとして参戦している。
ガルフは昨季に引き続き2017年シーズンもガルフカラーの86号車ポルシェ911 RSRを走らせているが、今年はガルフカラーのマシンが初めてル・マンに出場してから50周年を迎えることを記念し、LMP2クラスを戦うTMSと新たに契約を結ぶこととなった。
6月17~18日の本戦を前に行われる6月4日のル・マン・テストデーでは、ニゲール・ムーア、フィル・ハンソン、元F1ドライバーのカルン・チャンドックがドライブする34号車リジェJS P217・ギブソンが86号車ポルシェとともにガルフカラーを纏って登場する予定だ。
また、TMSとガルフの契約はル・マンのレース後も継続され、レッドブルリンク4時間、スパ・フランコルシャン4時間などが開催されるELMSの後半戦4ラウンドでも伝統のカラーを見ることができる。
TMSのサイモン・ムーア代表は「ガルフカラーの50周年を祝う特別な年に伝統的なブルーとオレンジのカラーリングで参戦できることに、とても興奮しているよ」と語った。
「私はガルフカラーのミラージュ、フォードGT40、ポルシェ917K、そしてマクラーレンを見ながら育ってきた。ガルフの長い歴史のなかで自分たちがひとつのチャプターとして加われることを願っているよ」