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WRC:シトロエン、C3ベースのR5マシン製作へ。2018年の実戦投入目指す

2017年05月31日 05:22  AUTOSPORT web

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PSAプジョーシトロエンが供給しているシトロエンDS3 R5
WRC世界ラリー選手権に参戦しているシトロエンは、2018年シーズンのWRC2クラスに投入するべく、シトロエンC3をベースとしたR5規定マシンの開発をスタートさせた。

シトロエン擁するPSAプジョーシトロエンには現在、シトロエンDS3 R5とプジョー208 T16という2台のR5マシンが存在するが、ライバルメーカーのマシンと比べて扱いが難しいと言われており、カスタマーからの支持を得られていない。



シトロエン・レーシング代表のイブ・マトンは、シトロエンC3 R5がこの現状を打破する鍵になると語った。

「この新型マシンの計画に一致団結している。夏にはさらなる情報を届けられるはずだ」とマトン。

「我々のプランでは、年内にホモロゲーションを取得し、来年には実戦に投入する」

「C3 R5はこれまでのR5マシンとは一切関わりがない。プロジェクトに関わっているのも新しいスタッフばかりだし、新たなテクニカルパートナーと開発を行っている」

なお、マトンはR5マシンを使ったワークスチームを立ち上げることはないとも述べている。

「基本的に、WRC2はプライベートドライバー向けのクラスだ」

「実力あるドライバーと組んで、なにかをする可能性はある。ただ、シトロエンとしてチームを送り込むことはない。あくまでプライベーターをサポートするだけだ」
■ドイツのプライベーターがオペルのR5マシンコンセプト発表も、本社は関与せず

また、WRC第6戦ポルトガルの現場では、ドイツに拠点を構えるホルツァーが、シトロエンと同じPSAグループのオペルが販売するコルサをベースとしたR5マシンのコンセプトカーを披露した。

しかし、オペルによれば、このプロジェクトに同社は関わっていないという。



オペルのスポークスマンは「ホルツァーのコルサR5製作プロジェクトは独立したプロジェクトで、我々オペルは一切関与していない」としている。

「現時点で、このR5マシンを承認することに、我々は一切興味を持っていない」

「オペルの経営陣は2015年にR5マシン製作の計画を延期していて、その時から状況は何ひとつ変わっていない」