舞台『チック』が、8月13日から東京・三軒茶屋のシアタートラムで上演される。
『チック』は、ヴォルフガング・ヘルンドルフの児童文学『14歳、ぼくらの疾走:チックとマイク』をロベルト・コアルが戯曲化し、2011年にドイツで初演された作品。喧嘩の絶えない両親や学校生活に息苦しさを感じている14歳の少年・マイクと、ロシアからやってきた風変わりな転校生・チックが、夏休みに古い車を無断で借用して旅に出るというあらすじだ。
チック役を柄本時生、マイク役を篠山輝信、2人が旅先で出会う少女・イザ役とクラスのマドンナ・タチアーナの2役を土井ケイトが演じるほか、3人を取り巻く大人たちをあめくみちこ、大鷹明良が演じ分ける。翻訳と演出を手掛けるのは、ドイツ・ハンブルク出身の小山ゆうな。チケットの一般販売は6月4日10:00に開始される。東京公演終了後の9月5日と6日には兵庫・兵庫県立芸術文化センターで上演予定だ。
なお原作を同じくするファティ・アキン監督の映画『50年後のボクたちは』が、9月16日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。