ローラ・カーズの創設者であり、レーシングカーのデザイナーとして大きな功績を残したエリック・ブロードレイが亡くなった。88歳だった。
ブロードレイは、コーリン・チャップマン、ジョン・クーパーらと並んで、イギリスモータースポーツ界の初期のブームを支えた人物で、さまざまなカテゴリーのマシンを生み出し、後世のモータースポーツに大きな影響をおよぼした。
ローラ・カーズは1958年に創設された、最も古いレーシングカーマニュファクチャラーのひとつだった。
1958年のローラMk1に始まり、1960年代にはローラT70、1970年代にはF5000マシン、70年代、80年代にはグループCやF1のカスタマーカーを製作するなど、ブロードレイはさまざまなカテゴリーのレーシングマシンを生み出したが、1997年のマスターカード・ローラF1の失敗により、ローラ・カーズを売却した。
ブロードレイはその後もさまざまなプロジェクトに関与したが、ハンティントン近くの村で引退生活を送っていたという。