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SUNOCO TEAM LEMANS 2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山 レースレポート

2017年05月30日 08:32  AUTOSPORT web

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フェリックス・ローゼンクビスト 2017スーパーフォーミュラ第2戦岡山
SUNOCO TEAM LEMANS
#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14

2017年 SUPER FORMULA シリーズ 第2戦(岡山国際サーキット)レースレポート

大会概要
2017年 全日本 スーパーフォーミュラ 選手権 第2戦

大会名称
2017年 全日本 スーパーフォーミュラ 選手権 第2戦 岡山国際サーキット

開催日時
5月27日 土曜日(レース1 予選&決勝) 5月28日 日曜日(レース2 予選&決勝)

開催サーキット
岡山国際サーキット(1周 3.703km)

同時開催レースカテゴリー
・2017年全日本フォーミュラ3選手権 第8戦&第9戦
・2017 N-ONE OWNER'S CUP Rd.7
・ロードスター・パーティレースIII 西日本シリーズ第2戦

SUNOCO TEAM LEMANS 参戦体制
#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
ドライバー:フェリックス・ローゼンクビスト
出身地:スウェーデン
生年月日:1991年11月7日
身長:169cm/体重:70kg/血液型:O型
エントラント代表:土沼広芳
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:中村成人
チーフメカニック:甲賀 大毅

#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
ドライバー:大嶋和也
出身地:群馬県
生年月日:1987年4月30日
身長:170cm/体重:62kg/血液型:A型
エントラント代表:土沼広芳
監督:片岡龍也
チーフエンジニア:大久保健
チーフメカニック:小倉 啓悟

レース情報
レース1(5月27日)予選&決勝
天気:晴れ~曇り/コース状況:ドライ
気温:23度/路温:31度(決勝開始前)
予選開始:10時30分
決勝フォーメーションスタート:15時30分
決勝レース周回数:30周

 全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2戦は岡山国際サーキットが舞台。ツイスティでテクニカルなレイアウトのコースでの戦いとなる。前戦鈴鹿では上位入賞こそ成らずも、新体制で臨むシーズンへの手応えを増すかたちで今季初戦を終えたSUNOCO TEAM LEMANS。

 過去2年で2度の表彰台獲得がある岡山で、その感触にさらなる上積みをしたいところだ。

 今回は土・日個別に予選&決勝がある2レース制。まずは土曜の「レース1」、20分間の1セッション予選と30周・約110kmのスプリント決勝レースがドライコンディションのもとで行なわれた。

#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
フェリックス・ローゼンクビスト選手
予選結果:14位(予選ベストタイム:1分14秒434)
決勝結果:12位(所要時間:38分31秒649、ベストラップ:1分15秒072=全体ファステストラップ)
 岡山でのスーパーフォーミュラ実戦は初めてのローゼンクビストだが、土曜朝のフリー走行では1分14秒059でトップタイムをマーク、F3マカオGPで2勝の実力を見せつける。

 しかし予選では前走車に詰まってスピンを喫するなどして苦闘、14位に甘んじてしまった。決勝では1周目に12位へ浮上。そのままの順位でゴールを迎えるが、決勝レース中の全体ファステストラップを記録する速さを見せた。

#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
大嶋和也選手
予選結果:17位(予選ベストタイム:1分14秒839)
決勝結果:15位(所要時間:38分38秒846、ベストラップ:1分16秒046)
 大嶋も前日の金曜フリー走行で5番手タイムをマークするなど、フル参戦復帰初年度ながら、徐々に存在感を発揮し始めている。

 ただ、この日の予選では17位、厳しいポジションから決勝を戦うことに。ローゼンクビスト同様、1周目に2つ順位を上げて15番手。

 しかし、抜けないコースでのスプリント戦では追い上げも難しく、大嶋は15位で走行を続けてチェッカーフラッグを受けることとなった。

レース2(5月28日)予選&決勝
天気:晴れ/コース状況:ドライ
気温:27度/路温:41度(決勝開始前)
予選開始:9時20分
決勝フォーメーションスタート:14時25分
決勝レース周回数:51周

 日曜の「レース2」は、Q1~Q2という2段階ノックアウト方式の予選と、51周・約190kmの中距離レースとなる。路面はこの日もドライ。

 レース2の決勝では、ドライタイヤでスタートした場合に4輪タイヤ交換が義務づけられるため、戦略もレース展開を左右することになる。

#7 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
フェリックス・ローゼンクビスト選手
予選結果:15位(予選Q1ベストタイム:1分14秒959)
決勝結果:4位(所要時間:1時間09分06秒227、ベストラップ:1分16秒104)
 19台中10台が通過となる予選Q1は終了1分前に赤旗中断があり、残り2分30秒で再開というイレギュラーな展開のなかで無念の15位。

 前日より暑くなった状況下での決勝は、予想通り、タイヤ交換をレースが進んでから行なうグループと、早めに済ませる組とに2極化する。タイヤ交換を後ろに引っ張ったローゼンクビストは、見た目の順位を上げるだけでなく、好ペースで実質の順位もどんどん上げていった。

 レース後半、コース上の先頭に躍り出た段階では4位前後が見える状況に。そして後方のアクシデントでセーフティカーが出たタイミング、39周終了時にタイヤ交換を済ませ、4位でコース復帰する。

 セーフティカー撤収後の終盤、フレッシュなタイヤを得たローゼンクビストは 前を走る36号車を攻めたが、これを抜くに至らず。しかしながら11台抜きの4位でチェッカーを受け、チームに今季初入賞をもたらした。

#8 SUNOCO TEAM LEMANS SF14
大嶋和也選手
予選結果:8位(予選Q2ベストタイム:1分14秒585)
決勝結果:12位(所要時間:1時間09分22秒055、ベストラップ:1分17秒003)
 予選Q1、大嶋は赤旗中断前の時点で4位。再開後に6位へと順位は下がるが、Q2進出を果たした。そしてそのQ2では8番グリッドを獲得。

 7位とは0.001秒、6位とも0.002秒という極小差であったことが惜しまれるところだが、今季初ポイントを、そして表彰台をも狙える位置だ。

 大嶋は1周目タイヤ交換の戦略で決勝へ。しかし、スタートが良くなかったこともあり、中団でのレース運びから12位でのゴールとなった。

コメント
フェリックス・ローゼンクビスト選手のコメント
 レースウイークを通じてマシンの状態は良かったです。ただ、予選では土曜も日曜も前のクルマに阻まれる格好になったり、赤旗が出たりで、満足なアタックができませんでした。

 抜くのが難しいコースですから、土曜のレース1はああいった展開のまま終わってしまったわけです。レース2では、とにかく皆と異なる戦略を採って、浮上を狙いました。

 実際にメリットはありましたし、ペースもライバルたちより速かったですね。惜しくも表彰台は得られませんでしたが、4位初入賞という結果はハッピーです。次の富士戦でもいい走りができるよう、引き続き頑張ります。

大嶋和也選手のコメント
 土曜の予選ではクリアラップが取れず、決勝でもペースがあまり良くなかったですね。ただ、日曜は予選を含めていい方向にいきましたし、単独で走った時のレースペースもだいぶ良くなりました。

 おそらく今は大半のドライバーが、前に別のクルマがいなければ速く走れる、そういう状況だと思いますので、やはり予選でもっと前にいることが重要です。それとスタートにも(マシン調整を含めた)課題がありますね。

 次の富士は開幕前のテストでいいところも感じられたコースですので、このまま調子を上げていけば、もっといいレースができると思います。

片岡龍也監督のコメント
 ローゼンクビストに関しては、土曜も日曜も予選ではクリアな状況でまともにアタックさせてもらえませんでした。速いドライバーですし、今週末のマシンの出来を含めたところでもかなりの速さを有していたことは間違いないと思います。

 ですから日曜のレース2決勝は、とにかくフレキシブルに、他の逆をいく戦略で戦いました。なるべく周りにマシンがいない状況で、彼の速さを活かしたかったのが狙いです。

 狙いはほぼ機能しましたし、セーフティカーに関しても、戻った順位という意味ではイーブン、得も損もなかったというところだと考えています。

 大嶋も日曜の予選ではあと0.1秒で4位というところまで来ていました。ただ、スタートが良くなかったことと、彼の場合は1周目タイヤ交換作戦を決め打ちでいったのですが、結果的には集団に埋もれてしまいましたね。

 でも、決勝でのマシンのフィーリングはわるくなかったようですので、次につながる内容は得られたと思います。

 次の富士でもチーム全体でこのいい感じを持続していき、今回取り逃した表彰台をなんとか取り返したいですね。応援よろしくお願いします。

シリーズランキング
フェリックス・ローゼンクビスト:10位/2.5ポイント
大嶋和也:-位/0ポイント
チーム(#7+#8):8位/2.5ポイント

観客動員数
開催期間中の延べ入場者数:約18,100人
5月27日 土曜日(レース1、天気:晴れ~曇り)7,100人
5月28日 日曜日(レース2、天気:晴れ)11,000人

イベントへの参加報告
ピットウォーク
開催日程:5月27日 11:45~12:25/5月28日 11:40~12:30
キッズウォーク開催日程:5月27日 17:20~18:00

主催:日本レースプロモーション、岡山国際サーキット
参加者:F.ローゼンクビスト、大嶋和也
 ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、沢山のお客様をお迎えすることができました。

 また、キッズウォークではお子様を対象に握手&サイン会、キッズ限定グッズなどの提供を行いました。

グリッドウォーク
決勝レース前に実施。

TOYOTAイベント広場
SF13 搭乗体験