5月28日に決勝レースが行われた第101回インディ500に参戦したフェルナンド・アロンソは、将来的にインディ500へ再挑戦する意向を示した。
2列目センターの5番手から決勝レースをスタートしたアロンソは、179周を終え、180周目に入ったところでエンジントラブルによりリタイアを余儀なくされるまで、上位争いを展開。また計27周でラップリーダーを務めるなど、ルーキーとは思えない速さを発揮した。
レース後、アロンソは現時点での最優先事項はF1でのタイトル獲得だとしつつも、インディ500再挑戦の意思を問われ、「間違いなく、その意思はある」と述べた。
「次に参戦する時は、(レース中の)リスタートやピットストップといったことすべてを経験していることになる。今年よりは楽なはずだ。適応しやすいとも言える。今後数年、どういったことが起きるか注視しないとね」
「僕の目標であるインディ500制覇は達成されていない。だから、この挑戦を続ける必要がある」
最終的にエンジントラブルでリタイアを余儀なくされたアロンソだが、仮にノートラブルで走行していた場合、優勝争いを繰り広げていた自信があるとコメントしている。
「トラブルフリーのレースになっていたら、ライアン(・ハンター-レイ)とアレキサンダー(・ロッシ)、僕の3人が半周はリードしていただろう。それが純粋な勢力図だった」
「アンラッキーなタイミングのイエローコーションがあって、僕たちは集団に飲まれてしまった。そういう意味ではエンジンが壊れる前から、いくつか不運がかさなっていたんだ」