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仏写真家R・ドゥパルドンの記録映画 ゴダール、ロメール、A・ドロンも登場

2017年05月29日 16:32  CINRA.NET

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『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』 ©Palmeraie et desert - France 2 cinema
映画『旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス』が、9月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

フランスの写真家、映画監督、ジャーナリストのレイモン・ドゥパルドン。報道写真家としてマグナム・フォトに所属し、アルジェリアの戦場をはじめ、ベトナム、レバノン、ヨルダン、イエメン、チャドなど世界中で取材を行なってきたほか、大統領選挙や裁判所、精神病院、警察といった国家機関の内部に迫る映像作品を制作してきた。また映画のスチルカメラマンとしてフランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダール、エリック・ロメールらの撮影現場に赴き、アラン・ドロンらを取材。近年は洋品店や町工場、安ホテルなど「ガイドブックには載らない」風景を撮影した作品を発表。

同作は、ドゥパルドンの映像作品の製作、録音を担当してきた妻のクローディーヌ・ヌーガレとの共同監督作。ドゥパルドンが40年以上にわたり世界中を旅して撮り溜めたフィルムをもとに制作されたドキュメンタリー作品となる。出演者はドゥパルドン、ヌーガレに加えて、アラン・ドロン、ジャン=リュック・ゴダール、エリック・ロメール、ジャン・ルーシュ、ミレーユ・ダルク、マリエ・リビエラ、ミレイユ・マチュー、ジャック・シラク、ネルソン・マンデラら。

楽曲提供にはパティ・スミス、アレクサンドル・デスプラ、ジルベール・ベコー、グロリア・ラッソ、アラン・バシュングらが名を連ねる。

なお同作の公開とあわせて、9月1日から東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールでは、1964年の東京オリンピックから現在までの東京をテーマにしたドゥパルドンの個展『DEPARDON/TOKYO 1964-2016』を開催。ドゥパルドンの来日も予定されている。