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「最後の2周はサトウが勝つよう祈っていた」。アロンソ、インディ初挑戦はトラブルに泣く

2017年05月29日 14:12  AUTOSPORT web

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フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)のインディ500初挑戦はトラブルでリタイアとなった
5月28日にインディアナポリス・モータースピードウェイで開催されたインディカー・シリーズ第6戦第101回インディ500。同日開催のF1モナコGPを欠場して臨んだフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)は180周目にエンジントラブルからリタイアした。

 2列目中央の5番手からインディ500のスタートを切ったアロンソは、36周目にエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)を交わして、2番手に浮上。その翌周にはトップのアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)を抜いてラップリーダーに浮上した。

 その後もアロンソは上位を走行していたが、167周目のイエローコーションで9番手まで後退してしまう。

 レースは172周目にリスタートされ、アロンソはポジションを上げようとした矢先にエンジンブロー。レースを終えた。

「レースをフィニッシュできなくて、本当にがっかりしている。どのレースもチェッカーフラッグを受けるために戦っていて、今日はそれを達成できなかったからね」とアロンソ。

「それでも、この2週間は最高の経験ができた。インディ500には自分の実力を確かめに来たんだ。F1で誰よりも速く走れることは証明したけど、インディカーでどれだけ戦えるかは未知数だった」

「インディ500でラップリーダーになることができて、最高の気分だった。たとえ1周だったとしても、インディ500のラップリーダーになるのは感慨深いものだ」

「トップに浮上して、タワーのトップにカーナンバー29が表示されているのを見て、ザック(・ブラウン)か誰かが写真を取っていることを願ったよ。その写真を自宅に飾りたいからね」

「素晴らしい経験をさせてくれたインディカーとインディアナポリスに感謝したいし、温かく迎えてくれたファンにも感謝している。僕はアメリカ人ではないけれど、このレースを戦えたことを心から誇りに思う」

 また、アロンソは日本人初の快挙を成し遂げたチームメイトの佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)を祝福している。

「サトウサン(佐藤琢磨)にはおめでとうと伝えたいよ。この2週間、早朝や夕方のミーティングでいろいろなものを共有してきた。僕と同じくタクマはF1からインディに来ているから、いろいろ助けてくれた」

「最後の2周は、サトウが勝つように心から祈っていた。最終結果を心の底から嬉しく思うよ」