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『カンヌ国際映画祭』最高賞に『THE SQUARE』、監督賞にS・コッポラ

2017年05月29日 13:22  CINRA.NET

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『第70回カンヌ国際映画祭』ロゴ ©FDC / Philippe Savoir (Filifox)
『第70回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門の審査結果が発表された。

5月17日に開幕した『第70回カンヌ国際映画祭』。今年は19作品がコンペティション部門に選出されていた。

最高賞にあたるパルムドールに輝いたのは、『フレンチアルプスで起きたこと』などの作品で知られるスウェーデンのリューベン・オストルンド監督による『THE SQUARE(英題)』。現代アートの美術館でキュレーターとして次の展覧会に取り組む主人公が、携帯電話を盗まれたことをきっかけに愚かな行動をとってしまうというあらすじだ。

監督賞に選ばれたのはコリン・ファレル、二コール・キッドマン、エル・ファニングらが共演した『The Beguiled(原題)』のソフィア・コッポラ。男優賞はリン・ラムジー監督『You Were Never Really Here(原題)』のホアキン・フェニックス、女優賞はファティ・アキン監督の『In The Fade(英題)』のダイアン・クルーガーが受賞。グランプリにはロバン・カンピヨ監督『BPM(Beat Per Minute)』が選ばれた。

また審査員賞にアンドレイ・ズビャギンツェフ監督の『Loveless(原題)』、脚本賞に『You Were Never Really Here(原題)』のリン・ラムジー、『The Killing of a Sacred Deer(原題)』のエフティミス・フィリップ、ヨルゴス・ランティモスが選出。河瀬直美監督の『光』はコンペティション部門での賞を逃したが、独立部門のエキュメニカル審査員賞を受賞した。またONEOHTRIX POINT NEVERが音楽を手掛けたジョシュ・サフディ、ベニー・サフディ監督の『Good Time(原題)』がサウンドトラック賞を受賞している。

『第70回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門受賞結果

パルムドール
『THE SQUARE(英題)』(監督:リューベン・オストルンド)

グランプリ
『BPM(Beat Per Minute)』(監督:ロビン・カンピージョ)

監督賞
ソフィア・コッポラ(『The Beguiled(原題)』)

脚本賞
エフティミス・フィリップ、ヨルゴス・ランティモス(『The Killing of a Sacred Deer(原題)』)
リン・ラムジー(『You Were Never Really Here(原題)』)

審査員賞
『Loveless(原題)』(監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ)

主演女優賞
ダイアン・クルーガー(『In The Fade(英題)』)

主演男優賞
ホアキン・フェニックス(『You Were Never Really Here(原題)』)