ポルシェ カレラカップ・ジャパン 2017 第5-6戦 プレビュー
東京.ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ・ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ・ジャパン 2017シリーズ第5-6戦を、富士スピードウェイ(静岡県)にて2017年6月3日(土)、4日(日)に開催いたします。
今シーズンのポルシェ カレラカップ・ジャパン(PCCJ)は、6イベント全11戦が開催されるが、今回の第5-6戦は3イベント目。
シーズンふたたび盤戦を迎え、タイトル争いでも重要なレースとなってくる。その第5-6戦の戦いの舞台となるのは前大会に引き続いて富士スピードウェイで、全長4.563㎞で、約1.5㎞のメインストレートに加えて、タイトなコーナーが連続するテクニカルセクションを持ち合わせた国際サーキットだ。
前大会のレースでもポイントの一つとなったのが第1コーナーである。最終コーナーを立ち上がり、最高速が記録されるメインストレートでスリップストリームを使った争いが展開され、第1コーナーの進入でも2台が並んで進入していくバトルが見られた。
今回のレースでも、ブレーキング勝負の激しい戦いが繰り広げられるだろう。また、コース後半はテクニカルセクションとなっており、ここではドライバーのマシンコントロールが勝負のポイントとなってくる。このように、スピードバトルとコーナリング勝負の両方を楽しむことができる。
そして、今回のPCCJは富士のビッグイベントである「ザ・ワンメイクレース祭り 2017富士」のメインレースとして開催される。アジアやヨーロッパの強豪ドライバーが参戦するポルシェ カレラカップ・アジア(PCCA)も共催され、PCCJとPCCAのドライバーが腕を競うエキシビジョンレースも開催される。
さらに今年は、多くのポルシェユーザーおよびポルシェファンの方々にポルシェ モータースポーツを体感していただくためのイベント「ポルシェ・エクスペリエンスデイ 2017」が実施される。
ル・マンの帝王として有名なジャッキー・イクスによって、ポルシェ・ミュージアム所蔵のル・マン優勝車であるポルシェ936 MARTINIとポルシェ956 Rothmansのデモ走行が行われる。
また、本コースでのポルシェパレードラン、ショートコースでのポルシェ最新ラインナップ試乗、ポルシェ・スポーツドライビング・スクールなど多くのプログラムが用意されている。まさに、スポーツカーメーカーであるポルシェの魅力をフルに体感できるイベントとなっている。
前回の富士大会を振り返ると、予選で6人のドライバー(内3人はジェントルマンクラス)がコースレコードをマークする激しいタイムアタックが展開された。
オーバーオールのレースは#23のリザーブドライバーとして参戦したフィリップ・ハンプレヒトが2戦ともポール・トゥ・ウインを飾ったが、2015年ジェントルマンクラスチャンピオンの#9武井真司(ジェントルマンクラス)が2戦連続で2位表彰台を獲得。
これにより#9 武井は、総合ランキングとジェントルマンクラスの両方でトップに立っている。ランキング2位は、今シーズンのPCCJスカラシッププログラムドライバーである#17 上村優太となっており、今回の大会では初優勝が期待されている。
そしてランキング3位は、2014、2016年のジェントルマンクラスチャンピオンで今年はオーバーオールでのエントリーとなった#7星野敏。
第1-2戦を2戦連続のポール・トゥ・ウインで制した#89 三笠雄一は、前回大会でノーポイントに終わったため今大会での巻き返しに注目したい。
#9武井がランキングトップに立つジェントルマンクラスでは、毎レース表彰台に上がる顔ぶれが異なる熱いレースが展開されている。それだけドライバーの実力は拮抗しており、誰が表彰台に上がってもおかしくない状況なのだ。
現在のランキングトップ6を見ても、2位の#2 田島剛が3位表彰台2回、3位の#47 TAD JUN JUNが3位表彰台1回、4位の#6 MASANORI YONEKURAが2位表彰台1回、5位の#11 Fukujirouが3位表彰台1回、6位の#89 IKARIが3位表彰台1回となっている。
果たして富士では、新たな表彰台獲得者が誕生するのか注目される。
PCCJ第5-6戦 富士大会のスケジュールは、専有走行が6月2日(金)10時50分~11時15分、15時55分~16時20分の2セッション行われる。
予選は6月3日(土)8時30分~9時00分の1回のみ。そして決勝レースは、第5戦が3日(土)14時05分スタート(15周)、第6戦 が4日(日)10時10分スタート(15周)、PCCAとのエキシビジョンレースが同日の16時30分スタート(10周)となっている。