28日に決勝レースが行われた第101回インディ500。ポールポジションからスタートするもクラッシュに巻き込まれ、マシン後部を失う大きなアクシデントに見舞われたスコット・ディクソンは、インディカー・マシンの安全性の高さに感謝している。
ポールポジションからスタートしたディクソンは、序盤トップをキープするも徐々にマシンバランスが悪くなり後退。1回目のピットインで調整した後は、マシンバランスも向上し、上位を争っていた。
しかし、53周目コーナーを回りきれずウォールにヒットしたハワードのマシンとぶつかり、ディクソンは宙を舞いイン側の壁に接触。マシン後部を失うほどの大きなアクシデントにサーキットは騒然となった。
ふたりに大きな怪我はなく、マシンから自力で降りることができた。レース後、アクシデントを振り返ったディクソンは、インディカー・マシンの安全性に感謝を述べている。
「ちょっとだけ意気消沈しているよ。少し荒っぽいドライブだった。チームやスポンサーをがっがりさせてしまったね。僕たちはファーストスティントで少しルーズだった。ピットで調整して、少し良くなり始めたんだ。ダウンフォースが少し足りないと思ったけど、レース後半にはいいバランスになるはずだった」
「ちょっと痛めたけど、みんな大丈夫だったのでうれしく思ったよ。ワイルドな乗り方だったね」
「ダラーラと彼らのクルマの安全性に感謝している。とても頑丈だった。ジェイが壁にとどまってくれることを望んでいたんだ。すでにステアリングを切っていて、どこにも行くことができなかった。彼も大丈夫だと聞いてうれしいよ。インディカーのクルマの安全性や進化を確かめることができたね」