そんな中、山下健太(KONDO RACING)はコースに残りそのままタイムアタックを行う作戦に。1分14秒657とこの時点のトップタイムを残し、その直後には中嶋大祐もひとりコース上に残りタイムアタック。山下に続く2番手タイムを残してピットへと戻った。この時点でのタイム順は以降3番手に石浦、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)と続く。
アタック中のニック・キャシディ(KONDO RACING)が3コーナーでコースオフ、マシンをストップさせ残り時間1分6秒で赤旗が出された。全車フルアタックでのタイムを残せていない状態での赤旗となり、前日のレース1覇者のアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)は12番手のノックアウト圏内で窮地に立たされる。
その後は王者国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が10番手に入るも、直後に伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が8番手に入り、国本は押し出されQ1敗退。前日、驚速タイムでポールポジションを獲った関口は10番手でギリギリのQ2進出となった。
各ドライバーなんとか自己ベストタイムを残していくも山本尚貴(TEAM MUGEN)は最終コーナーへの進入でマシンを大きくスライドさせてハーフスピン。アタック失敗に終わり19番手の最後尾となってしまう。セッション中盤にひとりタイムアタック作戦を行っていた山下は5番手、大祐も9番手と、作戦は大成功となり、石浦、山下、関口、ロッテラー、ガスリー、小林可夢偉(KCMG)、伊沢、大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING)の10人がQ2へ進出。