何事も手際よくこなす人には仕事をテキパキとこなす印象を抱く。食べるスピードも同様だろうか。
発言小町には5月24日、「食べるのが遅い人って仕事が出来ない?」というトピックが立った。トピ主の周りには食事のスピードが異常に遅い人が3人いるという。うどんを食べるのに30分かけるようだ。そして、3人とも仕事ができないという。
「遅い、大事な報告・確認をしない、優先順位を考えない」
と書き、データはたった3人ではあるが、一般的にはどうなのかを質問した。
「マイペースで少しも急ぐ気配のない人は空気が読めないので仕事は出来ない」
トピ主の意見に対して「『早めしも芸のうち』といわれますからねぇ」など、賛同のコメントが寄せられる。新人ナースのころ、の先輩の口癖が「食べるのが遅い人は役立たず」だったと書く人もいた。
仕事ができる人には多くの業務が集まるだろうし、それらを時間内で終わらせるためには優先順位や期限を設ける必要がある。そうした環境に身を置くうちに、食べるスピードは自然と速くなる、という考えだろう。
また、「食べる速度が遅い=周りを見ることができない」と見なす人もいる。
「急がないといけない場面で周りが食べ終わっているのに、マイペースで少しも急ぐ気配のない人は空気が読めないので仕事は出来ないと思います」
こうした考えを持つ人は意外といるようで、ヤフー知恵袋にも「食べるのが遅い人って、仕事ができない人なんですか?」という投稿があり、「おおよそ間違ってないと思います」という回答が寄せられていた。
「食べるのが遅い男性がいるけど、仕事はよくできる」
一方で今回の発言小町の投稿には反論も寄せられた。
「何人か遅い人がいますが、『よく噛む』『食事をゆっくり味わう』などを大事にしている人で一人は結構優秀な外科医さん」
「同僚で人と比べてかなり食べるのが遅い男性がいますが仕事はよくできます」
たとえば猫舌の人であれば、熱い料理を素早く食べることはできない。胃腸の負担を軽くするために、よく噛んでゆっくりと食べる人もいるだろう。そもそも本当に仕事ができる人であれば、食事を急いで食べなくてもいいようなスケジューリングをすることも考えられる。
人生で食事に10分以上をかけたことがないという人物は、「仕事はあまりできない方かなと最近凹んでいます」という嘆きを綴っている。「食事が速い=仕事ができる」という決めつけは短絡的だ。
トピック内では、「その3人を見下したいから無理やりケチつけてイヤミ言ってるだけとしか思えない」と、トピ主がその3人を嫌っているだけ、という指摘も出ていた。