オタクの男女をマッチングする婚活サービスが次々と登場する中、腐女子とオタク専門の結婚相談所「HappyMaker!」が6月から「ツーマンセル制」を導入する。会員1人につき、男女1人づつ計2人のコンサルタントが担当につくという。
同相談所の横井睦智代表によると、これまで横井代表自身が1人でコンサルタントを務めていた。しかし「婚活をしていく上では、異性と同性両方の相談相手が必要だ」と話す。
「結婚したいけれどやり方がわからないオタクが多い」
「女性の会員様の場合、交際相手の男性の気持ちがわからないということがあります。そういうときは男性のコンサルタントに相談してもらえればと思います。逆にメイク法や体のこと、性に関することは女性のコンサルタントの方が相談しやすいのではないでしょうか。男性の会員の場合は逆に、女性の気持ちについては女性に、性のことについては男性に相談してもらえればいいと思います」
すでに半年ほど実験運用しているが「(内容によって相手を)分けて相談できるところがうれしい」「他社でも活動していますが、ここは隠さずなんでも相談できる」と会員からは高評価だという。
同相談所は、2014年に設立された日本で初めてのオタク専門の結婚相談所。設きっかけは、横井代表自身がオタクだったことだ。
「僕自身も『アニオタ』なんです。最近だと『ラブライブ!』や『まどマギ』が好きです。あるときアニメのオフ会に行ったときのことです。僕自身は結婚しているので結婚指輪を付けていたのですが、オフ会に参加していた人たちから『結婚しているんですか?』『オタクって結婚できるんですか?』と聞かれました。話を聞いていくうちに、結婚したいけれどやり方がわからないオタクが多いのだと気づきました。その時すでに結婚相談所を運営していたのですが、思い切ってオタク専門にしました」
「オタクは高学歴で安定した職に就いている人が多い」
2014年に「HappyMaker!」を創設して以来、50組弱が成婚しているという。同相談所の会員は現在100人強で女性が6割。年齢層は26~35歳が中心だ。オタクは「恋愛は苦手だが、結婚には向いている」という。
「オタクは男女ともに、高学歴で安定職の人が多いです。男性だと一部上場企業の研究員や大手製造メーカーに勤務している人います。女性でもキャリアウーマンやシステムエンジニアの方が多いです。、またオタクにはものしずかで手が掛からない人が多いです。オタクなら浮気もしません。」