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FIA F2モナコ 決勝レース2:デ・ブリースが初優勝、好走を見せた松下信治は7位入賞

2017年05月28日 07:02  AUTOSPORT web

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F2第3戦モナコ 決勝ニック・デ・ブリース
F2第3戦モナコの決勝レース2が5月27日に開催された。レース2ではレース1の上位8台がリバースグリッドでスタートする。ポールポジションはジョニー・セコット(ラパックス)、2番手にはチームメイトのニック・デ・ブリースが並んだ。 

 昨年、モナコのレース2で優勝を遂げている日本の松下信治(ART)は6番手からのスタートとなった。

 スタートではポールポジションスタートのセコットがホイールスピン、好スタートを決めたデ・ブリースが1コーナーでトップに躍り出る。

 大きな混乱はなくきれいな隊列で1周目を終えたが、3周目のラスカスコーナーでノーマン・ナトー(アーデン)とポイントランキングトップのシャルル・ルクレール(プレマ)が接触し、ルクレールはフロントウィングの翼端板を破損、さらに10秒追加のタイムペナルティが科された。

 トップのデ・ブリースは着実に2番手のセコットと差を広げ、逃げの体勢へと入る。その頃、15周目にはラルフ・ボスチャング(カンポス)がトラブルのため1コーナーでストップ。


 2番手のセコットから後方、グスタフ・マルジャ(レーシング・エンジニアリング)、ルカ・ギオット(ロシアン・タイム)、アレクサンダー・アルボン(ART)、アルテム・マルケロフ(ロシアン・タイム)までの5台の差が縮まると、7番手を走行していた松下もペースを上げ上位陣の争いに加わる。


 20周目のラスカスコーナーで、マルケロフがアルボンに対して見事なオーバーテイクを見せ、5番手に浮上した。

 21周目、ルクレールはピットイン、そのままリタイヤとなった。また、27周目には10番手を走行していたセルジオ・カナマサス(トライデント)が、9番手を走行していたレース1の優勝者オリバー・ローランド(DAMS)にラスカスコーナーで後方から追突、マシンを破損したカナマサスはピットインし最後尾に転落した。


 2番手以下、6台が接近したバトルを見せたが、オーバーテイクが難しいモナコでは抜くまでに至らず、トップで終始安定した走りを見せたデ・ブリースが初優勝を飾った。
 
 良いペースを見せていた松下だが、前方のマシンをオーバーテイクできず7位でフィニッシュ。F2第3戦モナコ終了時点で松下のドライバーズランキングは5位(48ポイント)、ランキングトップのルクレール(77ポイント)とは29ポイント差となっている。