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グレン・クローズ、ミュージカルで観客を一喝「あなた、失礼じゃないの!」

2017年05月27日 19:44  Techinsight Japan

Techinsight Japan

グレン・クローズ、観客の行為に我慢ならず
映画『危険な情事』では、肉体関係を結んだ妻子ある男性に異常な愛情を抱くストーカー役を熱演。その家族に忍び寄り恐怖のどん底に突き落とす女性を見事に演じ観客を震えさせたグレン・クローズ(70)が、ミュージカルの真っ最中に“観客のある行為”に気付き演技を中断した。

ミュージカル『Sunset Boulevard』に出演中の女優グレン・クローズが、せっせと舞台の様子を撮影している観客の姿を見つけ、演技を中断した。そしてこのように声を荒らげたのだ。

「悪いけどショーを中断してちょうだい。あそこにいる誰かが写真を撮っているわ!」

またグレンは写真を撮影した人物に対し、厳しい口調でこう言い放っている。

「あなたも知っているはずよ。そういう行為のせいで、どんなに気が散るか。それにどれほど失礼な行為かってこともね。ショーを観るか、写真撮影をするか。そのどちらかよ。」

そこまで言うなりスッとしたらしく、グレンは「さ、歌の最初の部分からやり直しましょうか」とスタッフに伝えて演技を再開したという。

容赦ないグレンの態度に観客も驚いたはずだが、舞台に立つプロのアーティストにとって写真を撮影されることは「腹立たしい行為」とのこと。過去には歌手ブルーノ・マーズもステージで苛立ち「俺たちの義務は君たち踊らせることなんだ」「でもショーを撮影しながら踊ったりできるのかよ?」と注意したが、それでも撮影を止めないファンに対して「だからもう携帯電話を下ろせよ!!」と激怒したことがある。

本格的な映像が撮れるスマートフォンが普及していることもあり、多くのファンはつい撮影に夢中になってしまう。「生のパフォーマンスを存分に堪能してほしい」というアーティストの思いは、「せっかくのショーを映像に残しておきたい」と願うファンにはなかなか通じないようだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)