ジェンソン・バトンがモナコGPでパワーユニットのエレメント交換により、15グリッド降格のペナルティを受ける見込みであることが分かった。
英AUTOSPORTによると、ホンダは木曜のプラクティス後、バトンのMGU-Hに問題を発見、MGU-Hとターボチャージャーの交換が必要になったと、土曜朝に明かしたということだ。
ふたつともが今季5基目にあたり、シーズン4基までという制限を超えるため、交換すると降格ペナルティを受けることになる。
フェルナンド・アロンソの代役として走るバトンにとって、モナコは今季初出場のレースではあるが、パワーユニットの使用基数はマシンごとに計算される。15グリッド降格となれば、バトンが最後尾グリッドからのスタートを強いられる可能性が高くなる。
「ジェンソンにとってもマクラーレンにとっても、ひどい出来事だ」とレーシングディレクターのエリック・ブーリエが述べたとFormula1.comが伝えた。
「全く予想外のことだった。ただ、ここはモナコだ。やれるだけのことをやるつもりだ」
チームメイトのストフェル・バンドーンについては、木曜、あるいは土曜を前に内燃エンジン(ICE)、MGU-K、MGU-H、ターボチャージャーが交換されたが、これらはマイレージを管理する上での予定された交換だったということだ。MGU-Kは3基目の新品だが、他のエレメントはユーズドのものであるため、ペナルティは科されない。ただ、バンドーンは前戦のフェリペ・マッサとのクラッシュにより、3位グリッドダウンされることが決まっている。