27日に岡山国際サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の決勝レース1。戦いを終え、決勝トップ3ドライバーがレースを振り返った。
■アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S):優勝
久しぶりの優勝はうれしいことだ。1年間優勝がなかったから厳しかった。やっと自分の調子が戻った感じだよ。
レースに関してはとてもよかったよ。スタートがチャンスだと思っていたから、いいスタートを切って今回勝つことができた。
序盤は関口(雄飛)が近くにいたし、燃料が満タンでクルマも重かった。それを安定させて燃料が少なくなってからプッシュする予定だったんだ。そのためのギャップを作って、後半はそれをキープするよう頑張った。
外から見たら簡単なレースに見えたと思うけど、運転する側は厳しいレースだった。最後までペースを保って勝つことができてうれしいよ。
今日の経験は明日のレースに役立つ。(岡山の)路面が新しいから覚えていかなければならない要素も多い。昨日の予選も関口がとても速かったから、僕たちも改善しなければならないことがある。
だけど僕のクルマは完璧だったから、これ以上完璧なクルマを作らなければいけないことが悩みだ。
予選ではすべてを出し切ってポールポジションを獲得することが重要だし、決勝はピットストップもあるから、それを踏まえて明日はいいレースにしたいと思っている。
■関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL):2位
思っていた通りスタートが本当に重要で、スタートで出遅れてしまったため1コーナーで2番手となってしまいました。その後は抜くことができないとわかっていました。精一杯頑張ったのですが、ダメでした。
クルマはほぼよかったのですが、微調整したい部分が見えたので、明日の予選に向けてチームと話し合って明日もポールからスタートできるよう頑張ります。
■ニック・キャシディ(KONDO RACING):3位
つまらないレースだったというのが率直な意見だ。だけど、3位を獲得できてうれしく思っているよ。
前半は後ろとのギャップを作ることが目標だったから最初の10ラップは心配しながら走っていた。ギャップを保って最後まで走りきり、チェッカーを受けて終えられたことがうれしい。
明日もレースがあるから今日足りなかった部分を考え、明日もいいレースにしなければならない。だけど、参戦2戦目で表彰台獲得を祝いたい気持ちもあるから複雑な気持ちだよ。だから今日はどっちを優先しようか悩んでいるところだ。(笑)