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今度は“陶磁器を出力できる”3Dプリンター?! 手作りのカップや花瓶を簡単ステップでつくれちゃう

2017年05月27日 18:03  Techable

Techable

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数々の3Dプリンターが登場しているが、「ClayXYZ」はその中でも一風変わったプリンターだ。なんと、プリンター素材は土で、複雑なテクスチャーの陶磁器作品を出力できるという。いわば“3D粘土プリンター”なのだ。
・簡単3ステップで陶磁器を出力!
利用方法はとてもシンプルな簡単3ステップ。まず、プリンター本体のチューブ内に、陶磁器用粘土をセット。チューブは排出用デバイスと接続する。
・専用サイトなどからモデルをダウンロード
次に、「ClayXYZ」専用サイトまたは「Thingiverse」というサイトから、好きな造形モデルを選び、ダウンロード。厚みなどのパラメーターを調節する。ちなみにOSは、Windows、Linux、Macに対応。専用サイトでは、新しいモデルも続々追加されるという。

最後に、スタートボタンを押して、プリントをスタートさせる。

シンプルな手順を踏むだけで、手作りのカップやボウル、花瓶といった日用品から、彫刻や壁タイル、建築モデルなどのアート作品や、業務用作品をつくることができてしまう。

出力したら、あとは炉で焼いて仕上げるだけ。絵付けしたり、磨きをかけたり、その後の加工も思うまま。陶磁器用粘土は、Amazonなどのウェブサイトで簡単に注文できる。
・手間要らずで失敗もなし
普通、陶磁器を作成するとなると、手でこねたり、ろくろを使ったりするもので、素人には難しかったり、専用の作業機器が必要になる。

これなら、設計図どおりにプリンターが自動で成形してくれるため、何せ非常に簡単で手間要らず。失敗もない。

また、粘土素材はそれほど値段が張るものではなく、通常の3Dプリンター素材で使われる樹脂などに比べてコストが安い上、粘土なので再利用することが可能で、環境に優しいのも魅力。
・Kickstarterで出資受付中
現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで出資を受け付けており、プレオーダー価格は、本体749ドル(約8万4900円)~。

ClayXYZ