展覧会『ヴァージニア・リー・バートンの「ちいさいおうち」―時代を超えて生き続けるメッセージ―』が、6月1日から東京・東陽町のGallery A4で開催される。
1909年にアメリカ・マサチューセッツ州に生まれたヴァージニア・リー・バートン。絵画とデザインを学び、イラストレーターとしての活動を経て1937年に絵本『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』を発表。『ちいさいおうち』『せいめいのれきし』をはじめとする絵本を制作しながら、テキスタイル、グラフィックなどの分野でも活動した。1968年に59歳で死去した。
同展ではバートンの絵本原画やスケッチブックを展示。またバートンの住居やアトリエ、バートンを中心としたクラフト職人集団「フォリーコーブ・デザイナーズ」の活動などをあわせて紹介するほか、長男で彫刻家のアリスティデス・デメトリアスへのインタビュー映像も公開される。
会期中にはシンポジウムも開催。6月15日にはアリスティデス・デメトリアス、翻訳家の松岡享子、バートン研究家の宮城正枝、6月29日には生物学者の福岡伸一、国立科学博物館の真鍋真がそれぞれ登壇する。いずれも定員に達したため、応募は締め切られている。詳細はGallery A4のオフィシャルサイトをチェックしよう。