WTCC世界ツーリングカー選手権選手権は5月26日、ドイツ・ニュルブルクリンクで第4ラウンドの公式予選が行われ、ノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)がメインレースのポールポジションを獲得した。
予選では、公式練習からレコードタイムを塗り替える好調ぶりをみせていたニッキー・キャッツバーグ(ボルボS69ポールスターWTCC)が好走。8分38秒680で暫定トップにつけていた。
キャッツバーグはさらにタイムを塗り替えるべく、ピットでリヤウイングを調整。しかし、これが裏目に出てタイムを更新できなかったばかりか、フィニッシュライン直前でスローパンクチャーに見舞われてしまい、タイム更新はならず。
これでチャンスを手にしたのがミケリス。ミケリスは全セクターの自己ベストを更新する会心の走りで8分38秒072を記録。逆転でポールポジションを手にした。
予選3番手はクラッチトラブルを抱えながらのアタックとなったロブ・ハフ(シトロエンCエリーゼWTCC)がつけ、以下、ティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)、テッド・ビョーク(ボルボS60ポールスターWTCC)と続いている。
リバースグリッドとなるオープニングレースのポールはネストール・ジロラミ(ボルボS60ポールスターWTCC)が獲得。道上龍(ホンダ・シビックWTCC)は8分45秒845で予選11番手につけた。
予選後に行われたMAC3では、モンテイロのマシンにダンパートラブルが疑われたため、ホンダを率いるアレッサンドロ・マリアーニが「レギュレーションで許されるぎりぎりの遅さ」と表現するアタックとなり、ボルボに軍配。
そのボルボもキャッツバーグがパンクを警戒しながらのアタックだったものの、ホンダを20秒近く上回る9分1秒99で勝利している。