トップへ

ストライプ石川代表が構想する"世界一の現代美術館" 岡山市のプロポーザルに落選

2017年05月26日 18:04  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 岡山市内の旧後楽館中・高(天神校舎)跡地活用事業 公募型プロポーザルの採点結果が5月26日に発表され、石川康晴が代表を務めるストライプインターナショナル(以下、ストライプ)、石川文化振興財団、石川コーポレーションが進めていた美術館創設計画が落選した。

 ストライプなどが今回応募したのは、岡山市北区南方に新築移転する岡山市立岡山後楽館中学校・高等学校跡地の公募型プロポーザル。敷地内には美術館をはじめ、アートインレジデンスやホテル、カフェ、レストラン、公園を建設し、雇用創出50人、定住移住10人、交流人口年50万人、経済効果年30億円以上を創出する"世界一の現代美術館"を計画していた。当選したのは山陽放送で、評価点は1,050点中872点。ストライプなどは次点の827点だった。石川代表は自身のFacebookで「世界一の現代美術館構想は延期へ。自信の企画でしたが得点伸びず、次点に。山陽放送本社移転の計画が総合評価を勝ち取りました。山陽放送がカルチャーゾーンの賑わい創出してくれる事を期待し応援したいと思います」とコメントを投稿。また今後について「岡山の芸術を高める活動を継続して参ります」と前向きな意思を示している。
 現代アートのコレクターとして知られるストライプの石川代表は、自身の故郷である岡山で美術館の創設を構想。同年11月にはアートイベント「イマジニアリング オカヤマアートプロジェクト(Imagineering OKAYAMA ART PROJECT)」を実施し、昨秋には芸術祭「岡山芸術交流(Okayama Art Summit )」を初開催するなど、ファッションだけではなくアートを通して街づくりや地域活性化につながる活動を積極的に行っている。