2017年5月26日
ドゥカティ、バルセロナでのプライベートテストを終了
ドゥカティチームとオフィシャル・ライダーのホルヘ・ロレンソとアンドレア・ドヴィツィオーゾは、バルセロナ郊外のカタルーニャ・サーキットで2日間のプライベートテストを終えた。このテストは、2週間後に開催されるMotoGP第7戦のカタルーニャGPに向けた事前テストである。
また、月曜日にはドゥカティ・テストチームのケーシー・ストーナーとミケーレ・ピッロも参加。ストーナーは、月曜日にのみテストに参加し、その後は、ピッロがデスモセディッチGPの開発熟成を進めた。一方、オフィシャル・ライダーの二人は、カタルーニャGPに向けて最適セットアップを見出すことに集中した。
第7戦のGPが開催されるカタルーニャ・サーキットは、昨年までのサーキットレイアウトからターン14と15に小変更が加えられた結果、F1レース用のレイアウトと同様のコースとなっている。
ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム#99)ベストラップ1分43秒998(146ラップ)
「非常に興味深いテストだった。2日間で150ラップほど走って、しっかりと走行距離を伸ばすとともにいくつかポジティブな手段が見つかった。2日とも僕がドゥカティ最速だった」
「どのセクターでも戦闘力が確認できたものの、最終パートでコンマ数秒を失っている。レースに向けて、主にこの部分を改善したい。フロントタイヤについては、ミシュランが良い仕事をしてくれた。」
「彼らは何種類のタイヤを持ち込んだが、どちらも右トレッドのグレーニングは解決していた。だが、リアのソリューションがまだ見つかっていない」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム#04)ベストラップ1分45秒067(123ラップ)
「2日間でかなり走り込めた。気温や路面温度は、2週間後の本戦に近い状態だった。ここ数年はバルセロナでパフォーマンスが上がらなかったので、手応えを掴めたことが大きい。僕の最速ラップはそれほど速くはなかったが、レースペースは悪くなかった」
「フロントタイヤの摩耗についてヒントを得られたことも重要だった。ミシュランは複数のタイヤを持ち込んでくれたので、いくつか良いソリューションが見つかった。サーキットは、シケインが改良されたので、以前ほど走りやすくはないが、安全性は高まった」