2017年F1モナコGPの木曜、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンはフリー走行1=14位/2=12位、ストフェル・バンドーンはフリー走行1=12位/2=11位だった。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ホンダR&Dヘッドプリンシパルエンジニア、中村聡氏
モンテカルロの初日を迎え、週末をいい形でスタートすることができました。ストフェルもジェンソンも、FP1とFP2を通して大きな問題に見舞われることなく、70周以上を走りこみましたし、我々はほとんど中断することなくプログラムを実行することができました。
去年のアブダビでいったんキャリアをしめくくったジェンソンは、今日、それ以来初めてF1マシンに乗りました。マシンは昨年から比べて大きく変わっていますが、ジェンソンはすぐになじみ、才能あるベテランドライバーとしての力を見せつけました。この週末の間でさらに彼が前進していくのを見るのが楽しみです。
ストフェルはGP2時代にモナコで優勝した経験があります。F1マシンでモナコを走るのは今日が初めてでしたが、一日を通して非常に堅実な走行を行ったと思います。この数週間、彼はチームと協力し合って懸命に作業にあたってきました。今週末、そのハードワークから心強い成果が確認できています。
言うまでもなく、このサーキットはオーバーテイクが極めて難しいため、予選が非常に重要になります。明日(金曜)はセッションはありませんが、土曜を迎える前に最大限にラップタイムを向上させるため、今日集めたデータの分析に取り組んでいきます。