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全日本ラリー:ミツビシ駆る福永修、0.4秒差でJN6クラスで初優勝。勝田範彦が総合2位

2017年05月25日 19:52  AUTOSPORT web

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クラス初優勝を飾った福永修/齊田美早子(ミツビシ・ランサーエボリューションX)
JRC全日本ラリー選手権は5月19~21日、第4戦若狭ラリー2017が行われ、福永修/齊田美早子(ミツビシ・ランサーエボリューションX)が最上位クラス初優勝を飾った。

 福井県おおい町を拠点に行われる若狭ラリーは、道端の狭い林道を舞台としたテクニカルなターマック(舗装路)イベント。今年は全14SSが設定され、総SS距離は81.7km、総走行距離451.54kmで争われた。

 全8SSで争われた20日(土)のデイ1では、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)がSS1でトップに立つと、1度も総合首位の座を明け渡さない圧巻の走りを見せつけた。

 一方、2位争いは鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)、福永、奴田原文雄/佐藤忠宜(ミツビシ・ランサーエボリューションX)、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)による四つ巴の戦いが展開。

 このなかで福永はSS3で鎌田を交わすと、その後もペースを緩めず。勝田と5.3秒差、総合3番手の奴田原に対し26.1秒のマージンを築いてデイ1を終えた。

 21日(日)のデイ2はSS9~14の6SS。総合首位の勝田はガス欠症状に見舞われペースダウン。一方、総合2番手の福永は猛チャージして、SS11で勝田の1秒後方に迫ると、続くSS12でステージ優勝を飾って、0.2秒差で逆転に成功する。

 トップに浮上した福永は続くSS12でもステージ1位を獲得し、リードを拡大。最終SS14は勝田に続くステージ6位となったものの、0.4秒差で逃げ切りに成功。JN6クラス初優勝を飾った。総合2位は勝田、総合3位は奴田原だった。

 JN5クラスは小濱勇希/馬場雄一(シトロエンDS3)が優勝したほか、JN4クラスは曽根崇仁/桝谷知彦(トヨタ86)が、JN3クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ)が、JN2クラスは戸塚和幸/木村悟志(スバルBRZ)が、JN1クラスは須藤浩志/新井正和(ホンダ・フィット)が、それぞれ優勝している。

 JRC第5戦モントレー2017 in 嬬恋は、6月8~11日に行われる。