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バンドーン、F1モナコGPに向けチームと話し合い。「エンジニアたちと互いに理解を深めた」

2017年05月25日 15:22  AUTOSPORT web

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バンドーンは現状打破のため、チームとミーティングを重ねたという
マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは、F1モナコGPを前にエンジニアたちと話し合いを持ったことで互いの理解が深まり、自身の困難なF1初年度を好転する助けになると信じている。

 バンドーンはこれまでのところ、チームメイトのフェルナンド・アロンソに匹敵するペースを発揮できずにいるが、いまでは妨げとなっていた問題にも対処できると考えており、以下のように語った。

「すべての要素がまとまり始めてきたのだと思う。先週チームと何度かミーティングを行い、現状について理解することができた。今週末はその結果が表れることを期待している」

「これまでに参戦したカテゴリーでも苦戦したことはあったし、そういったときにはチームをまとめ上げ、解決策を探り出さなければならなかった。僕には乗り越えられるという自信が常にあって、いまも同じように感じている。すべてがうまくいくようになるまでに、それほど長くはかからないよ」

 バンドーンは、特定の技術的問題の解決よりも、彼がマシンに望むことを全員に理解してもらうことが重要であるとして、以下のように説明した。

「エンジニアと多くの作業に取り組んでいる。彼らと個人的に良い関係を築き、互いに理解しあい、自分がマシンに何を必要としているのかをわかってもらうんだ。かなり進歩してきていると思う」

「オフシーズンテストで十分な走行ができなかったことは、そうしたプロセスを経ていくうえでの助けにはならなかったけど、それが普通だと思う。F1のように競争の激しい世界では、周囲の人たちとわかり合うのに少し時間が必要なんだ」

「いまではレースの週末のたびに進歩していると思う。毎回コースに出るごとにリラックスできるようになるし、正しい方向へと進んでいる」

 今シーズンのバンドーンはこれまでのところ、毎戦の予選でアロンソを下回っている。前戦スペインGPの予選でアロンソは7位を獲得しているが、一方のバンドーンはQ1から先へ進むことができず、ペナルティで最後尾になる前でも19位という結果だった。

 バンドーンは予選でのペース不足について「多くのことが起きていた。金曜日のフリー走行ではたくさんの問題に見舞われてあまり走行できず、マシンの調整ができなかった。経験のせいもあると思う。マシンが100%快適だと感じることはなかったけれど、いまではずいぶんと改善している」と話した。

 アロンソがインディ500に参戦するため、バンドーンは今週末はジェンソン・バトンとチームを組む。バンドーンは2017年型F1マシンの『MCL32』での経験をバトンより豊富に持つが、このことを重視してはいない。

「今までのレースと同じように仕事をするよ。もちろん僕は最初の5戦を戦ってきて、ジェンソンはこのマシンをドライブしたことがないわけだけど、彼はF1で17年もの経験がある。ここでのレース経験は僕より多いし、ここで優勝したことだってあるんだ」