インディカー・シリーズは、2018年から導入する新エアロキットの新しいイメージを公開した。
2012年からダラーラIR12シャシーを導入しているインディカー。2015年からはエンジンを供給するホンダとシボレーがそれぞれ開発したエアロキットを使用していたが、2017年はエアロキットの開発を凍結し、ダラーラが開発した全車共通となる新エアロキットを2018年から導入する予定だ。
今年1月にデトロイトで開催された北米国際オートショーで新エアロキットのコンセプトスケッチがお披露目され、3月末にも詳細画像が公開。ドライバーたちにも好評価を得ていた。
今回はロード/ストリートコース用とスーパースピードウェイ用の詳細な外観を発表した。
インディカーによるとまだ最終的なサプライヤーは確定していないが、「このデザインは、インディカーの過去気に入っている部分や最新の技術と安全性を組み込むようにデザインされている」と説明しており、夏から本格的なテストを行われる予定だ。
英AUTOSPORT.COMによるとホンダは1台、シボレーは1~2台でテストを開始すると予想している。
セブリングで一緒にテストを行い、でこぼこなストリートサーキットや整備されたロードコース、ショートオーバルやスーパースピードウェイをシミュレートしていく。
今回発表された詳細な画像では、ロードコースやストリート、ショートオーバル用のエアロキットは、フロントウイングの表面積がとても大きくなっており、スーパースピードウェイ用のウイングは低く、最小限のものになっている。
また、ロード/ストリート用とスーパースピードウェイ用の両方で、現在のキットのようなリヤバンパーポッドが無くなっている。
■ロードコース/ストリート/ショートオーバル用エアロキット
■スーパースピードウェイ用エアロキット