フォース・インディアがF1モナコGPに新たなデザインの“トリプル”Tウイングを持ち込んでいることが分かった。
今季F1技術規則変更の抜け穴を利用する形で、いくつかのチームがマシン後部にTウイングと呼ばれる小さなパーツを導入している。これまでフォース・インディアは使用してこなかったが、ダウンフォースが非常に重要なモナコで、ついに採用することを決めたようだ。
フォース・インディア独自のTウイングは、マクラーレン型のオーバルの中央に1本のエレメントを加えた、“トリプル”型とも呼ぶべきデザインとなっている。
見た目が美しくないとして不評のTウイングは2018年には禁じられる見通しだが、今季いっぱいは各チームがこのエリアから最大限のパフォーマンスを引き出すべく、開発を進めるものとみられる。ハースもモナコに新たなダブルオーバル型Tウイングを持ち込んでいる。
一方、フォース・インディアは、乳がんに関する知識を広めるためのピンクリボン運動に賛同、F1モナコGPでマシンにロゴを表示することを発表した。
モナコの他にも、カナダ、イギリス、アメリカ、メキシコで、VJM10に有名なピンクリボンのロゴが飾られる予定となっている。