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バトンがF1モナコGPに登場「2017年初入賞へのプレッシャーはない」も、アップデートにポジティブな感触

2017年05月25日 07:12  AUTOSPORT web

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2017年第6戦モナコGP水曜 ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)がマシンに乗り込む
フェルナンド・アロンソの代役としてモナコGPでスポット参戦を果たすジェンソン・バトンは、マクラーレン・ホンダにとっての今季初入賞が期待されるものの、プレッシャーは一切ないと語った。マクラーレンの大型アップデートで、トラブルさえなければ好結果を残せる可能性があるとの自信を示している。

 マクラーレン・ホンダは今季第5戦終了時点でいまだにノーポイント、コンストラクターズ選手権で最下位に沈んでいる。モナコで今季初入賞を果たしたいというチームの思いは強く、コース特性からみてもチームにとってモナコは大きなチャンスになるとみられている。

 入賞しなければというプレッシャーを感じているかと水曜記者会見で聞かれたバトンは「全く感じていない」と答えた。

「リラックスし、同時にわくわくしている。1戦だけグランプリに戻ってくるというのは興味深いことだ」

「モナコは特別な場所だ。ここに17年も住んでいるし、優勝経験もあるし、とてもいい経験をしてきた。でもプレッシャーは全く感じていない」

「マシンに乗り込んで、自分がやれるベストの仕事をするだけだ。そのために僕はここにいる。自分自身から、マシンから、このチームから、最大限の力を引き出すつもりだ」

 マクラーレンはスペインに続いてモナコにも大規模なアップデートを導入、バトンはそれによりパフォーマンスが向上し、好結果につながることを期待している。

「バルセロナの予選ではマシンは好調だったようだ。フェルナンドが素晴らしい仕事をした。マシン自体はうまく機能しているという証拠だと思う。シミュレーターでアップグレードを試したところ、明らかに改善されていた。ここでもさらに改善がなされる」

「今週末、すべてがスムーズにいけば、それなりに競争力を発揮できるはずだ」


 バトンにとって、事前に今年のマシンに乗れる機会はバーレーン合同テストしかなく、結局テストに参加せずにシミュレーターのみで準備を整えるという決断を下した。モナコとのコース特性の差を考えれば、バーレーンで走っても役に立たないという判断だった。「本格的なテストをする機会があれば、もっといい準備ができた」と認めるバトンだが、体力的な面では不安はないと述べている。