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ハミルトン「モナコでは精神的な強さが必要」:メルセデスF1モナコGPプレビュー

2017年05月25日 06:02  AUTOSPORT web

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スペインGP決勝でのハミルトンとボッタス
F1モナコGPを前に、メルセデスF1チームのルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス、トト・ウォルフの3人が、週末のレースに向けた抱負を語った。 

■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン

 ここは精神的な強さがものを言うサーキットだ。抜け目なく、クリアな気持ちでいなければならない。それに経験も重要で、これがマシンをセットアップするうえでの助けになる。

 僕はここを長く走っている。エンジニアとともにファクトリーで多くの時間を過ごし、過去のレースを研究してきた。この前、夜に自分のスマートカーでコースを思い描きながら走ってみたんだ。周りに車が多くいると、簡単ではないけどね!

 走る前には歩くことを学ばなければならなくて、でもそれが最も重要なんだ。ペースを築き上げていけば、Q3で2回目のアタックをするころには100%で走れるようになるよ。

バルテリ・ボッタス

 この週末は、本当に絶好調でなければならないんだ。精神的に疲弊する週末なので、しっかり集中している必要がある。ひとつのミスが致命傷になるから、1周ごと、1台1台のマシンに集中していないとね。モナコはいつだって素晴らしいチャレンジだ。こういうもののために、僕らは生きているんだよ。

トト・ウォルフ

 モナコはバルセロナとは、まったく違う展開になることを期待している。状況、仕事をするうえでの環境、それにドライビング面でのチャレンジと、何もかもが他とはまったく異なっている。

 このストリートコースで最大限のパフォーマンスを発揮したいと思うなら、すべてをきちんと正しておく必要がある。すべての要素をコントロールできるわけではないのだから、うまくやるためには、ここぞというタイミングで運も味方につけなくてはならない。

 モナコは我々にとって、最も忙しいレースでもある。様々な方面から我々の成功を支えてくれる多くのゲスト、エグゼクティブ、パートナーを迎える。こうした人々が応援のために駆けつけてくれるのは、とても特別なことなので、レースの間も声援を受けることを期待している。

 我々は毎週末、限界まで攻めていて、2017年のF1の新たな現実がここにある。これまでの3年間は異常な状態だったのだ。けれども今季、私はなぜ自分がこの競技を愛しているのかを、再発見した。

 熾烈な戦いが好きなんだ。競争があるということは、簡単には勝てないということだが、それはすなわち激しいバトルに参加できるということ。おかげでスペインGPのような形でトップに立てたときは、これまでよりも素晴らしい気分だったよ。
    
 モナコでもうまくやることができれば、大声援を受けるだろう。この戦いに向けて、我々は準備万端だ。何ができるかに注目していよう。